2013年4月19日金曜日

乾徳山ロープワーク



2013年04月19日
もちろん山梨100名山でたくさんの人が登ります。
山頂付近には岩場があり、鎖場のある険しい山です。

 国道140号、この看板が目印

 大平牧場の駐車場1日¥800

 牧場跡から見える乾徳山



立派な登山口です。
乾徳山の標高は2016m、大平牧場の標高は1300m。つまり約700mの標高差です。これは大明神から登る茅が岳の標高差とほぼ同じ。人が多い徳和が800mだから約1200mの標高差。

 途中の水場

 分岐がたくさんあります。

 国師ヶ原

ここは30年くらい前は、大平牧場の人たちが搾りたての牛乳を登山者向けに売ってました。



扇平のカヤトです。ここの茅を刈ってかやぶき屋根の材料にしていたかもしれません。
とても気持ちのいいところですが、今日はとても風が強く気温も低めでした。



扇平の月見岩です。思わず登りたくなってしまいます。裏からの方が簡単に登れます。

 山頂に向かって登ります。

 しばらくすると岩場が始まります。



こんな険しいところも出てきます。



120cmのシュリンゲ2本とカラビナ3枚で設置された鎖に自己確保セルフビレーを取りながらの登り。
最少の道具での危機管理をして頂きました。慣れないと時間がかかりますが万が一の備えです。

 頂上直下の長い鎖場



一番奥の雪で白いのが金峰山、五丈岩があるのでわかりやすいです。
一番手前の色が明るいところが大ダオ、その左がゴトメキ、右端が国師ヶ岳、すぐ左が北奥千丈
一番手前にちょこっと見えている岩が乾徳山山頂の岩



自己確保しながら一番長い鎖場を登っていただきました。



やはり実際にやってみることはとても大事です。写真の方はロープに体重をかけています。これが実際にやってみないとなかなか出来ません。懸垂下降も同じ要領。ホールドもスタンスも関係なくロープに体重を預けています。
せっかくだからと、右のロープは引き上げ。3分の1の引き上げシステムでロープに体重を預けている方を引っ張り上げてます。ロープに体重を預けている方はぐいぐい上に行きます。落っこちた人を助けるための技術。

 左端の鹿さん

ひとしきり山頂付近の岩場で遊んだ帰り、鹿の群れに会いました。

 大平牧場に帰ってきました。

大平牧場は戦後の開拓で入植して開かれた土地でしょう。 大変なご苦労があったのだと思います。それが今では放牧もされていません。だいたい牛がいないのですから・・・
そんなこんなで駐車料金の¥800は開拓者に捧げるものという感じがします。
写真の少しサンゴ色になっているところはワラビです。GWごろから駐車代プラス1人¥500でワラビが取り放題だそうです。これも貴重な収入源です。
乾徳山はいろんな要素が詰まった山でした。














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