2014年1月6日月曜日

鳥屋観音とは?

写りは悪いのですが、昔携帯から撮った鳥屋山がありました。
地図読み講習で行く予定の場所、ほとんご皆さんご存じないと思うので補足です。募集山行

牧丘の漆川集落からの鳥屋山


鳥屋山(戸谷山) 25000図は『川浦』です。標高1382.8m 登山道はありません。

地名として鳥屋というのはあちこちにあります。山の名前でもいろんなところにあります。白州町にも鳥屋山がありますし、笹子の南の鶴ヶ鳥屋山も有名です。小鳥狩りをした場所だと僕は解釈しています。いろんな方法でわなを仕掛けての狩猟。そのための小屋があったのかもしれません。季節も関係あって、渡りの季節で春と秋だと思います。そんな地名由来でしょう。渡り鳥の渡りのコースだったのでしょう。渡りはしませんが、僕よりひとまわり上の世代の人たちの多くが、スズメはうまかった!と言ってますから貴重なタンパク源だったのだと思います。代表格はツグミかな?

鳥屋という地名よりも旧牧丘町の鼓川上流にはあまり他の地区にはない「戦いくさ」を感じる地名が散見されます。―赤芝(草地に飛び散った血潮)―生捕(捕虜)―膝立(とぉー、やられたぁーと膝をついた姿)・・・と言ったことも以前に何かで読んだ気がしますが忘れてしまいました。

鳥屋山のもう一つの魅力は、漆川集落(標高900m弱)の西の標高1100mくらいの谷間の自然に出来た岩屋の中に、33体の観音様が「鳥屋観音」として祀られているということです。山頂1382.8mのま東です。詳しいことは昔調べましたが失念しました・・・一番の資料は「牧丘町誌]です。先ほどの戦由来の地名とも関係ありそうです。実際に行ってみると本当に驚きです。弘法大師像を中心にたくさんの観音像!
「鳥屋観音の石物は、心正しき人でなければそこ数を知ることが出来ず、何度数えてもそのたびに異なるという」のだそうです。

Pc134377 石仏群

鳥屋観音参拝自体は林道脇なのでたいしたことはありませんが、その先は読図実践となります。
なかなか誰も知らないやまなしに出会える、ちょっと変わった山行になること請け合いです!


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