2014年4月7日月曜日

雪洞

権現岳からの下り
4月だというのにとても強い寒気が入った日、前日も積雪があり、冬に戻った八ヶ岳


権現岳から三つ頭をへて甲斐小泉登山口に下りました。
権現岳は人気ですね。天女山からのピストンがほとんどです。小泉口はトレースなしでした。


スコップとプローブ(ゾンデ棒)を持っていきました。半分備忘録のつもりで書きます。

三つ頭下の分岐点からしばらく下った、こんな感じの尾根上で標高は約2450m。尾根の側面でなるべく吹きだまったような、雪崩の危険がなさそうな、そんな斜面を選びました。


僕のプローブは265㎝。とりあえずいろんな方向に刺して、雪の深さを見ました。実際の積雪量はわかりませんでした。プローブの先が何にも当たらなかったからです。


中のサイズは横幅200㎝、縦幅90㎝、高さ90cm、一人で寝るには十分です。正確な製作時間は計っていなかったのですが、1時間半以上はかかりました。夕べ降った表面の雪はサラサラの軽いものでしたが、掘っていくと2回くらい凍った層にぶつかって難儀しました。入口正面の壁の真ん中にプローブを刺して見ました。265cmの長さ以上あるのでしょう、何も当たりませんでした。ということは、まだ奥に2mくらい掘り進めても問題ないということです。天井の真ん中にもプローブを刺してみました。だいたい1mでした。床にプローブを刺すのは忘れていました。

出来上がりました。

中から外を見る

道具について
スコップは実際使ってみないと何とも言えないとは思いますが、雪を掘る場合は金属製のしっかりしたものが良いと思います。は長いと狭い穴の中では取り回しが辛いと思うのでダメでしょう。グリップD型のものが楽なようではあるますが、僕のはT型。握る時に手の筋肉を結構使った感じです。バケット部分のカーブ、ブロックで雪を切り出すのが効率よく掘り進めるコツだと思います。カーブがきついとブロックにしずらいと思いました。ここはスノーソウがあるとだいぶ改善できると思います。スノーソウで切れ目を入れておいてスコップで運び出す要領でしょう。


なかにシートを敷いてのんびりお昼にしました。


外に出るとびっくり!吹雪いてました!この日は何でもありの天候でした。


友人が以前、毎年2月下旬に黒百合平あたりに‘雪洞宴会登山’という話は聞いたことがありますが、八ヶ岳で雪洞というのはあまり聞いたことがありません。
しかし、この雪の量だと十分可能だと思いました。ただ今年が特別だとしたら2月の2度にわたるあの大雪です。次のシーズンが楽しみです。次はしっかり泊ってみたいものです。

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