2015年1月10日土曜日

富士山村山口

犬も歩けば棒に当たる…
僕の場合は、どっかに出かけても何かしら山の話題に結び付いてしまいます。子供のサッカーの試合の運転手ということで、静岡遠征でした。なんとその会場が、あの有名な村山古道の、村山浅間神社のすぐ隣だったのです!もちろんサッカーの試合観戦はしました。応援もしました。でも僕の出る幕ではないと思い、村山古道にシフトしてしまった今日でした。


今回はさらっと行きます。僕もそれほど理解の程度が深くないので、自信がありません。

村山浅間神社の横には、興法寺というお寺があります。ちょうど工事中で拝観できませんでした。参道の階段は二つ並んでいます。明治の廃仏毀釈の所為だそうです。それにしても、神社とお寺を分けろという廃仏棄釈なんですが、石段まで二つ作っちゃうということの凄さを感じました。


天然記念物の、御神木の大杉です。樹齢1000年と書いてありました。


この石碑は単純に「富士山」、こういうのは解りやすくて大好きです。


富士山が世界遺産に認定されたということで、ここ村山浅間神社にも観光案内所ができていました。常駐のスタッフもスタンバイしていて、何人かのボランティアの方もいたのですが、僕の受けた印象は形から入っているというものでした。下の写真の石畳のいわれもわからないし、浅間神社に来る人の対応で精いっぱいという感じでした。でもこのボランティアの方々のおかげで、多くのここを訪れる人が、村山古道を理解するのでしょう。


富士宮市が作った素晴らしい観光案内所とトイレ。


初代駐日英国公使ラザフォードが、村山口から外国人として初めて富士山に登ったという記念碑


境内の静岡県指定の天然記念物のイチョウの木。


これは参道の狛犬なのか、狛猿なのか確認は出来ていません。台座は溶岩です。石垣も石段も富士山の溶岩を切り出したものです。プチプチ穴があいているのでわかります。


サッカーの試合会場のヤシの木と冬富士。フェニックスというのでしょうか?さすが静岡と思いました。このグランドの標高が約500m、富士山頂は3776mすっげー写真だと思います。


多くのボランティアの方々とお話をしました。いろいろ教えていただくことも多かったです。
静岡側は、かなり端折って言うと、修験者の富士登山のルート。村山口も、御殿場ベースの須山口もそう言えると思います。山梨の吉田口は、江戸時代から富士講(一般庶民)をターゲットのして来た訳なので、かなり商業ベースです。目的が修験道ではなく、富士講の信者を見ていたということ。それは経験値が高い修験者よりも、富士講に訪れ、先達のアドバイスによって動く人たちを相手にしたほうが儲かるという印象。その違いは、現在にも繋がっていると思いました。



0 件のコメント:

コメントを投稿