2015年9月23日水曜日

白岩岳

釜無山の記事の続きです。
あまり紹介されるエリアではないと思いますので、写真を多めにアップします。


釜無山山頂の三角点の柱石  点名「釜無山」


青空と笹原。写真で見る分にはキレイで気持ちよさそうですが 、ギリギリ顔近くまでの高さだとまいります。笹の背丈です。


はるか遠くまで見えました。一番遠くに見える三角の山が横岳。釜無山から南下する場合の、地形図上のポイントになるピークを挙げておきます。 
1) 釜無山2116.5m
2) 2129.9m三角点
3) 2079m標高点
4) 2193m標高点
5) 白岩岳2267.1m
6) 2189m標高点
7) 2114m標高点
8) 2062m標高点
9) 横岳2142m 
合計9個、実際のピークはもっとあるということになります。


笹原 


苔コケ


2129.9m三角点の柱石 点名「東谷頭」 東谷というのは、戸台川の本流、黒川の支流です。黒川の源流は入笠山です。黒川(戸台川、東谷が支流)-三峰川-天竜川-遠州灘と流れて行きます。


雲行きが怪しくなってきました。かろうじて残された展望、大きな三角が甲斐駒ケ岳、小さくとがった三角が鋸岳第一高点、その右が編笠山の三角


三角点を過ぎて、2079m標高点手前の鞍部。西に笹ヶ平沢があるので、この印象的な鞍部は笹ヶ平と呼ばれているのかもしれません。ハウチワカエデの古木、大木がたくさんありました。サルオガセガ垂れ下がり風格が漂っていました。紅葉はさぞ見事でしょう。


2079m標高点と2193m標高点の間。小さなピークがたくさん出てきて、石灰岩の露岩がまるでカルスト地形です。痩せた尾根ですがあまり危険ではありません。


振り返り、釜無山方面を見てみました。笹原からは解放されます。


 境界見出表のプレートはありましたが、今までは笹が邪魔したのか見られなかった標柱も現れ出しました。デザインされた「宮」の文字。


突然マーキングの嵐!のようになりちょっとびっくり。笹ヶ平沢の南の尾根に登山道があるようです。黒川からのダイレクト尾根。それにしてもって感じでした。マーキングもたくさんあると不気味です。ちなみに今回歩いたルートはほとんどマーキングがありません。やぶ山指向の方ご安心ください。


白岩岳山頂


山頂三角点柱石 点名「白岩」


山頂横の石碑 「通大天狗」と彫られています。天保5(1834年)、黒河内村というのも彫られていました。黒川沿いの集落名だと思います。


時間切れでツエルト泊。あっという間に日が落ちます。


日の出


この長い尾根の中で、一番特徴があって魅力的なのは白岩岳です。この石灰岩の岩塊が麓からもよく見えると思います。すごく単純なネーミング。


だいぶ来ましたが、まだまだあります。大きな山は仙丈ヶ岳です。


北岳が見えました。暁光の北岳です。


薄く踏み跡のようなものはありますが、人の跡なのかケモノ道なのかは判然としません。2062m標高点の手前は多重山稜でルート取りが厄介です。地形図の等高線も複雑です。ここの前後は倒木が凄まじかった・・・この写真のようにコケが剥がれている所はチェックです。人が通って剥がれているのでしょう。そんなところから倒木をまたぐと、多少は楽です。


なんとこのルートで人に会いました。ヤマレコのハンドルネームDIYさんでした。少しお話をさせていただきました。今回は鋸の編笠山の北の尾根から取り付いて、横岳峠に一泊、釜無山まで歩いて東の尾根を釜無川に下る計画だと話してくれました。降りたら離山に行くとも言っていました。すごい人がいるものです。


横岳の登りで歩いてきた尾根が見えました。これで全部ではありません。


横岳 横岳峠の横岳です。


釜無の源流に降りてきました。去年は橋げたのみだった別荘への道が、前後の道路工事も終わって通れるようになっていました。上の尾根をさっきまで歩いていたということになります。


DIYさんを見習わなくては・・・お昼には帰りたかったので林道をひたすら歩いて帰りました。


フジアザミがすごかった!


秋ですね。爽やかな風に吹かれて2時間弱でした。釜無ゲートに戻りました。





2 件のコメント:

  1. 三上様 ブログ楽しく拝見させて頂いております。ニアミスしておりました。私は白川左の尾根から稜線に上がり、白岩岳横岳を歩きました。写真のDIYさんとは白岩岳で会いました。最後の写真の青い車は私です。今度離山に行ってみたいと思っています。

    返信削除
  2. こんにちわDIYです。
    ダイブ遅くなって昨夜(9/30)自宅に戻りました。

    お会いした日は釜無山の手前1kmほどのところで泊まりになりました。
    なので翌日朝からビショ濡れでした、でもオコジョに会えたのでヨシ、です。
    離山も行ってきました、ヤマレコの離山の記録は三上さんのものでしたね!
    お話した時どなたのか、覚えていなくて 失礼しました。

    返信削除