2016年1月16日土曜日

岳人2月号

 『岳人』がくじんは登山専門の月刊誌です。 昭和22年に産声を上げた、今年で69年の歴史がある雑誌です。雑誌作りが、中日新聞社からmont-bellモンベルに移ったのがもう2年前。モンベルのカタログになるんじゃないか!?などとのうわさもありましたが・・・

そんな岳人編集部の服部文祥さんから電話があったのが11月も終わりのころ。「地図読みと古道」をテーマに山に行きましょう!と。服部文祥といえばとっても有名人。本をいくつも書いているし、テレビ情熱大陸は大いにうけました。歯に衣着せぬ言動から、受け入れられる人、拒絶する人、さまざまだろうというのが、実際に会う前の印象でした。そんな有名人と山に行って取材を受ける、というところに少しワクワクする気持ちもありました。服部文祥さんと12月の初めに行った、秩父の古道の記事が掲載された岳人2月号が送られてきました。山行の様子はこちらです


去年は古道がらみのイベントが主に2回ありました。御坂峠秩父釜伏山でした。キーワードはどちらも五畿七道。わかりやすいのは秩父の方かな?と思い提案。八高線、東武東上線、秩父鉄道が通る寄居駅で待ち合わせ。寄居駅で初めてお会いした服部文祥さんの感想は、やぶ山三ちゃんは山梨なので、てっきり行くのは山梨の山だと思っていたのに、秩父・・・山梨の山だったら銃を持って、鹿でも打って、焚火でもしながら泊りで行きたかった!のだったそうです。発想がさすがサバイバル登山家です。ちなみに「サバイバル登山」とは、食料を現地調達し、装備を極力廃したスタイルの登山を指している、ということ。


 あいにくの曇天で、時間が遅くなるほどに怪しい感じの空模様。山行の一番最後に予定している、中間平からの関東平野の写真撮影からスタート。カメラマンの丸山剛さんとは、農鳥岳の大唐松尾根ですれ違っていて、なんとも狭い山の世界です。


西から東に歩いて、最後に中間平で関東平野を見るというのが肝の山行です。20人くらいの参加者と歩いた6月のイベントの時は、長瀞トンネルの横の仕事道を利用しました。大勢だし、参加者の体力にも不安があったためです。それだと古道の流れ的には不自然です。熊谷と秩父を結ぶ道です。車でスタート地点に移動しながら、なるべく古道と地図読みがいっぺんにという場所を探りました。誌面の中の地図に書かれた太い線は服部さんの作図です。その移動の時にイメージができていたのだと思います。


岳人をモンベルが作っていると実感できるエピソード。ファイントラックのポリゴンジャケットを着ていたのですが、NG・・・ということで、以前モンベルからいただいたレインウェアがあったので着ました。僕が着ているオレンジ。服部文祥さんもモンベルの社員です。(正確には違うようですが)


これも仕事なのですが、気持ちの根っこでは服部文祥さんとの出会いだと思います。あまりテレビを見ることはありませんが、情熱大陸、ユーチューブにアップされています。僕も見ました。本当にまっすぐな人で、ストレートな物言いが誤解されることもあるのかな?と思いました。悪気はない僕も毒舌ガイドとして偏見にさらされます。服部文祥さん、眼光鋭くまっすぐな物言い、僕はファンになりました。
この看板も出会いだと思いました。


岳人2月号の特集は「地図の世界」です。やぶ山三ちゃんと服部文祥さんの秩父の古道歩きがトップ記事です。山行の詳細は「岳人2月号」を買ってください!


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