2016年3月24日木曜日

軽部山

 山陽カルチャーマウンテンクラブSCMC(岡山の地元紙山陽新聞主催の「山陽登山入門講座」の修了生)第17期生の方々の集まり「いいな会」の皆さんとやぶ山で地図読みでした。

場所は総社市の軽部山244m。
岡山での地図読み実技の初日は、初心者向けのルートを考えて下さいというリクエスト。山梨に住んでいるやぶ山三ちゃんが、どうやって岡山での初心者向けの読図のルート設定をするのか?どことなく雲をつかむような話にも思えたりしますが、地形図を読めると、行ったことがないルートでもだいたいの地形は把握できます。問題は地形図に表現されていない事柄です。傾斜や標高差、岩マーク、崖マークなどはわかるのですが、やぶの濃さまではわかりません。


出発は軽部神社かるべじんじゃ  
「清音地区の軽部山山麓に鎮座。境内に「垂乳根(たらちね)の桜」と呼ばれる枝垂れ桜があり(現在は枯死)、「乳神様」として乳房の病気・安産・育児などの信仰の対象となっていた。そのため当神社には現在でも乳房にまるわる諸祈願のため、女性の乳房を型取った絵馬が奉納されている(この風習がいつごろから始まったかについては定かでない)。なお、奉納されている絵馬には完全に手作りのものもあるが、簡単に作成できるキットを総社吉備路商工会が企画・商品化しており、「吉備路もてなしの館」などで販売されている。」 wiki


衝撃の写真がこちら!なんて書くとテレビ的ではありますが・・・


絵馬が全ておっぱいなんです。とても有名な神社だそうで、今まで何度もTV で紹介されてるとか。


神社のお賽銭箱の横で、磁北線を記入してのスタート。朝まで降った雨が止んだ直後の登山道。


山梨とは植生が違うのでなかなか・・・ ミヤマカタバミがたくさん咲いているところがありました・・・


最近の読図講習の技!? 地形図の特徴的なところに、ナンバーをつけたものをあらかじめ準備してお渡しします。ナンバーで場所を共有できるので理解度が増します。


こんなに低い山でも存在するマーキング。木に巻かれた黄色いテープ。そうですここは登山道がありません。でも、皆さん地形図をしっかり見て行動していただき、マーキングに惑わされることはありませんでした。


軽部山三角点 点名「黒田」 山頂の南に黒田という集落がある!と、何人かの方が反応してくれました。机上講習で点の記をみんなで見ていました。明治25年設置、三角点柱石から5m離れたところに3本の樫の木なんて表現もありましたが、確認するのを忘れました。そのくらい地形と地形図の照らし合わせに集中していました。


 だいたい僕は後ろにいます。先頭を交代で歩いてもらいます。僕が先頭を歩くと、折角の機会なのにただついてくだけとなってしまいます。先頭はおのずと自分で考えて判断しなくてはいけません。このセクションは道間違いが起こりました。多少間違えたほうが理解度が進むと思います。本当の道間違いとならないように僕がいるんだという面もあります。


ヒサカキの花
「シャシャキ」という木の花だと教えていただきました。何がどうなってシャシャキになったのか?岡山の方言のようです。


浅原峠あさばらとうげ手前のやぶ気味のトレースも、地形図を見ただけではわかりません。


写真のピーク、福山にも行く予定でした。とても面白いのですが、参加された10人ぐらいの方すべてが、福山には登ったことがあるけど軽部山は知らないというもの。行ってないので僕はわかりませんが、福山は岡山の人にとってとてもポピュラーな山ということでした。登山道が整備されている昔の山城です。


ほんと、地形図が読めても細かなことまで地形図は教えてくれません。その地形図ではわからないことがシュミレーションだけでは読めないのです。それでも岡山の方々は興味津々、何でやぶ山三ちゃんは地図読みでここを選んだんだ?ということでした。結果論ですが、おいらの地図読みは間違っていなかった、地元の方々が納得して地図読み山行を楽しんでいた!という日でした。この日はそういうことになりました。


戦い住んで日が暮れて、の図です。とても読図が楽しめた日でした!

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