2016年4月6日水曜日

snow peak

新潟遠征一日目は春の暖かい雨でした。

春の里山の花が目的。レインウェアで山に登っても、肝心のお花たちが笑顔で迎えてくれそうにないので急きょ予定変更。新潟といえばサーモス社(先月素晴らしい対応をしていただいた。)をはじめ、洋食器、刃物で有名です。世界有数の高度な技術集積地「ものづくりのまち 燕三条」と表現されたりします。一日中雨模様と分かった朝、調べてみると工場見学が出来る会社がいくつかあるということがわかりました。そのうちの一つにSNOW PEAK、聞き慣れたブランドがありました。


1958年(昭和33年)創業のキャンプ用品の会社がSNOW PEAK。登山ではコッヘルとかスプーンとかで有名かな?すみません、やぶ山三ちゃんの認識です。

除雪のホイールローダーにまで名前が書いてありました。この冬はあまり活躍しなかったでしょう。


元牧場の本社敷地は約5万坪。月並みな言い方をすれば東京ドーム約4個分だそうです。周囲は小高い丘陵地帯でJR上越新幹線の燕三条駅から車で約30分。5万坪のキャンプ場の中に1600坪の本社施設があるという感じです。実際建物の周囲以外はキャンプ場で、手ぶらで行ってもキャンプが出来るそうです。


案内していただいた、スタッフの平野和治さん。


建物はガラス張りでとても近代的。 営業、管理、開発はおんなじ部屋で、決まった机がなく毎日座るところが違うそうで、管理職もおんなじ部屋。アフターサービスなどの部門があるほか、工場も併設していました。すべての製品をここで作っているわけではなく、燕三条の町工場の多くとも一緒に物作りをしているという言葉がかっちょ良かった。

「オフィスではフリーアドレスを採用している。こうした会社は最近増えているが、スノーピークでは、毎日座る席を変えること、前日と同じ人の隣に座らないことをルールにしている。 日経ビジネス


なんでも、この空間でテストも行われるということで、両側から雨を降らすこともできるそうです。その場でできるフィールドテスト。


SNOW PEAKの原点、山井商店の看板。金物問屋だったそうですが、社長の趣味が登山。既製品に飽き足らなくなり自分で作っちゃった!というのも原点。


「オフィスで丸1日働いてからも、家に帰らないで目の前にあるキャンプフィールドにテントを張って1晩をすごし、翌朝にテントから出社してそのまま働く人がいる。 日経ビジネス


本社ビル(地上2階、地下1階)から見たキャンプ場。こんな雨の日でもテントを張っている根性者、発見!


地面での焚火が禁止されたキャンプ場でも焚火ができるステンレス製の焚火台。これはベストセラーだそうです。本社にある工場はこの焚火台を作るラインがあるということ。溶接はロボットでした。


10人ぐらいで回しているアフターサービス部門(修理部門)で説明された椅子。木に見えるパーツは全部BANBOO、竹だそうです。ガラス張りの部屋の中の様子は丸見えで、年季の入った職人さんたちが働いていました。


 あんまり山の世界では登場することのないブランドSNOW PEAK。でも、モノづくりの原点はみんな一緒。「プライド」という言葉を思い浮かべたひとときでした。お世話になりました。ありがとうございました。


おまけ。
この花が主役の新潟遠征。近くの道の駅で売られていました。結構なお値段です。


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