2016年10月18日火曜日

欅平から大町へ

一泊二日で、黒部ダムから欅平けやきだいらまで歩いてきました。車は長野県大町市の駅から10分くらいの市民駐車場に停めてあります。欅平は富山県。事前にいろいろ調べて、半日くらいの鉄道の旅になりました。すっごく調べたので記録しておきます。下調べの最初は大町と黒部立山アルペンルートの長野側の始まり扇沢でした。扇沢に車を停めると最後に大町駅から扇沢に戻らなくてはなりません。大糸線の到着時間と大町から扇沢までのバスの時間が微妙に合いません。新幹線を使えば最終のバスに間に合いますが、それぞれ乗り換え駅での待ち時間も膨大になります。そこで大町市内に車を停めることにしました。時間を合わせるのは大糸線だけとなるからです。
写真は黒部峡谷鉄道欅平駅の改札です。


黒部峡谷鉄道トロッコ電車です。欅平10:43-宇奈月温泉12:02 1,710円


でっかいザックの人たちは下の廊下を歩いてきた人たち。どうせなのでトロッコに乗りましたが、寒かった!防寒着を着たくらいでした。


単に移動手段として乗っているわけですが、有名な観光地でもあります。


跡曳水路橋あとひきすいろきょう 黒部川の上流から新柳河原発電所に送水しているコンクリート製の水路橋です。昭和2年竣工。日本の近代土木遺産2800選 土木学会選奨土木遺産だそうです。


こんなのを見るといまだ水平歩道を歩いているみたいな気分になりました。


観光施設ではありません、新柳河原発電所です。まるでヨーロッパのお城。


宇奈月温泉郷が見えてきました。


黒部峡谷鉄道の駅は「宇奈月」。むかしは電源開発の資材を運ぶための鉄道でした。関西電力の子会社です。


隣の駅は富山地方鉄道の「宇奈月温泉」。富山県では地鉄(ちてつ)と呼ばれているようです。宇奈月到着12:02 宇奈月温泉発12:20-電鉄黒部駅到着12:51


生活感が漂うちょっと古めの車両。


電鉄黒部駅12:51到着。730円  手前の新黒部駅で降りると新幹線の「黒部宇奈月駅」のすぐ横です。


電鉄黒部駅から歩いて15分くらいの別な路線の駅に移動しました。あいの風とやま鉄道「黒部駅」こちらは旧北陸本線です。新幹線が開通したことによって第三セクターの運営になりました。それにしてもなんでこんなに長ったらしい名前にしてしまったのか・・・あいの風とやま鉄道


電鉄黒部駅12:51到着後、徒歩15分で黒部駅。あいの風とやま鉄道黒部駅13:14発


新幹線が開通して第三セクター鉄道も真新しい車両。


旧北陸本線はなんだかややこしいことになっていました。第三セクター鉄道は県境をまたいで運行出来ないそうで、途中の駅、「泊」で乗り換えなくてはなりません。富山県の「あいの風とやま鉄道」から新潟県の「えちごトキめき鉄道」へ。同じ線路に別々の鉄道会社の車両が停まって、乗客は数十メートル歩いて別な車両に乗り換えるんです。元々は北陸本線でつながっていた路線、線路は今でもつながってはいるのですが、なんだか変な仕組みです。しかも混乱を避けるのが目的で、あいの風とやま鉄道の最終駅の「越中宮崎」ではなく、もう一つ手前の駅「泊」までえちごトキめき鉄道が入ってくるのだそうです。電車の時間を調べる段階から非常に分かりにくかった理由がここでよくわかりました。
北陸本線の新潟県側の第三セクター鉄道まで長ったらしい名前・・・えちごトキめき鉄道ってどうなんでしょう。


こちらの車両もピッカピカでした。新幹線が通ることによる弊害だと思います。


あいの風とやま鉄道黒部駅13:14発-泊駅13:39到着
あいの風とやま鉄道泊駅13:49発-えちごトキめき鉄道糸魚川駅14:18到着 970円


途中から日本海がよく見えました。


親不知あたり。新幹線も北陸道も狭い海岸線を並行して走っています。


糸魚川駅では約1時間の待ち。在来線の駅と新幹線の駅は合同の建物。街に出て少しぶらついてみましたが、寂れた飲み屋街のような駅前でした。交通の要衝だったわけですからもう少し風情があると思っていましたが。雁木造(がんぎづくり 新潟県の商店街などで見られる雪よけの屋根のことである。アーケードに類似している。wiki)などもありましたが、意味のないBGMが流れる人気のない街でした。


大糸線も途中乗り換えがあります。糸魚川駅 - 南小谷駅間はJR西日本、南小谷-大町駅間はJR東日本。大糸線糸魚川駅15:16発-南小谷駅16:17到着、南小谷駅16:20発-大町17:15到着1,320円 黒部峡谷鉄道欅平駅10:43発で大糸線大町駅に17:15着。しめて5,930円の運賃でした。


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