2018年3月14日水曜日

小鹿野アルプス

秩父に向かっています。小鹿野アルプスに登ることと、セツブンソウに会うための山行です。山梨市三富の広瀬湖は氷っていました。


ご当地アルプスってたくさんあります。どんな山だろうと気になります。秩父地方はご当地アルプスが多いです。奧武蔵アルプス、長瀞アルプス、皆野アルプス、そして小鹿野アルプス。長若(ながわか)は地名です。長若山荘は民宿です。


秩父札所巡り 32番札所   般若山 法性寺(ほうしょうじ)
秩父地方にある34か所の観音霊場を巡ることを「秩父札所巡り」と言います。別な呼びかたで「秩父三十四箇所(ちちぶさんじゅうよんかしょ)」というのもあります。


近くで見たら何だろうという感じでしたが、少し離れてみたらなんと馬頭観音。高さが1m40㎝くらいありました。


法性寺山門(仁王門)


 仁王様ににらまれました。口が開いているので阿形(あぎょう)


こちらは口が閉じているので吽形(うんぎょう)。両方合わせて阿吽の呼吸、阿吽の仲などと呼ばれます。


本堂への石段。よく手入れされた庭は花のお寺でもあるようで、フクジュソウが咲いていました。協力金ひとり300円を払います。


お船岩 仁王門に書かれた「お船観音」、山の中なのに船?とお聞きしたところ、崩れてしまったけど船に見えていたお船岩ということでした。奥ノ院遥拝所からのお船岩なので、お船岩が奥の院ということになります。


観音堂


観音堂の岩窟の蜂の巣の様な岩壁。岩石から染み出した塩類が水分の蒸発によって結晶となり岩の表面を崩していく風化現象という説明が書かれていました。タフォニというそうです。


龍虎岩 胎内観音 クサリを登って下る寄り道です。祀られているのは金毘羅様。


華奢なクサリですが、結構な斜度なので階段と合わせて登ります。


稜線に出る手前の石仏群。


お船岩に出ました。霞みがかかって遠くの山は良く分かりませんでした。


お舟岩先端のお船観音様。本堂前の奥ノ院遥拝所から見ることも出来ます。先ほどの写真です。


お船岩


奥の院への鎖場。ここも寄り道です。


二畳ほどの岩場のテラスに大日如来像。


奥ノ院を過ぎると山道になります。柿の久保分岐のコル。ここから先は道がなくなりました。低山の細かな沢と尾根が複雑に現れましたが、薄い踏み跡とピンクのテープのマーキングがありました。地図読みです。


四等三角点 点名「菅ノ沢」478.02m
ちょうどスマホのGPSアプリを見ながら後ろから登ってきた男性。現在地はスマホの画面で確認できるのですが等高線の意味は理解していないようで、僕らのうしろを着いて来ました。


右に左に尾根が曲がっていました。


三角点から約510mのピークに登り、等高線の変化を確認しながら東の尾根を進みました。下って行くと柿の久保分岐のコルから釜ノ沢の長若山荘の裏に出る登山道と合流します。


亀ヶ岳展望台と書かれていたので、見えているのは亀ヶ岳なんだと思います。ガメラのようにも見えます。


ここにもクサリですが、靴底のフリクションで下れるくらい滑らない岩でした。


亀ヶ岳展望台から登山道を下って、長若山荘の裏に出て隣の尾根の「釜ノ沢五峰」と呼ばれる尾根に向かいました。長若山荘のご主人が整備をした私設コースだそうです。


私設からなのか、地形図には書かれていない道です。ここまで歩いてきてやっと理解できた小鹿野アルプスです。つまり、法性寺のエリアと釜ノ沢五峰を歩いて小鹿野アルプスだということです。ふたつのエリアを登ったり下ったりの小鹿野アルプスです。尾根に出るまでの釜ノ沢五峰エリアのほうがちょっと難しいルートだと思いました。


ミヤマシキミというミカンの仲間の木。もうすぐ開花でしょう。


釜ノ沢五峰ルートの尾根に出たところで、もう一つの目的であるセツブンソウに会いに行くことにして下山しました。


カタクリの葉を見つけました。花はまだまだです。


0 件のコメント:

コメントを投稿