2018年10月25日木曜日

焼岳

焼岳に上高地から登ったブログです。初日は快晴。沢渡駐車場に車を停めてタクシーで上高地に。上高地に入るにはバスかタクシーですが、絶対タクシーがお勧めです。ドライバーにもよりますが、こんな日に大正池の撮影ポイントで車を停めてくれるなんてことはバスじゃ期待できません。この日のタクシードライバーはノリがいい人でした。大正池と穂高連峰。


日本山岳ガイド協会が運営するアルプス山荘。上高地にバスターミナルのすぐ南にあり、とても便利な場所です。誰でも泊まれる快適な宿のアルプス山荘です。


梓川の流れと六百山。


梓川の田代橋を右岸に渡り、しばらくで峠沢横の急坂になります。焼岳は噴火警戒レベル1の活火山、水蒸気が至る所から吹き上がり、正しく活きた火山と実感できる山です。いよいよ登山道という展開になる峠沢が見える場所まで登ってきました。


山頂の溶岩ドームから延びているえぐれが峠沢です。噴火警戒レベル1というのは活火山だと認識してくださいというレベルです。そこから先は火山性地震が頻繁に起こるとか、噴火という火山活動が起こっているということですが、登山者として何ができるか?ということではヘルメットを被る、火山性のガスに備え濡れたタオルを準備する、ゴーグルを持つくらいしか対応できないんじゃないでしょうか?自然現象の前にひとは無力です。


標高約1500mの上高地から、標高約2400mの焼岳の山頂周辺(標高が一番高い南峰は立ち入り禁止で、北峰に登るわけですがそこは2430mくらいです。)までのルート中、1800mあたりは岸壁の通過があり、整備されてはいますがその部分だけ特別緊張します。


グッと近づいてきた焼岳山頂。噴気口がたくさんあって稜線の噴煙が複数確認できます。


火山活動の影響が少ないところは笹原。


新中尾峠(標識はありません)沢地形をちょっと下って焼岳小屋です。溶岩の塊が小屋の前に迫っています。


小屋から山頂に向かう手前にある小ピーク。山頂の溶岩ドームがどんどんでっかくなり迫力が増します。この小ピークの先が旧中尾峠と言われます。火山活動の影響がなかったころの上高地と岐阜県側の中尾集落を結ぶ峠だったのでしょう。


小ピークに登ってびっくりしたのはこの噴気口がたくさんあったことでした。温かい空気が飛び出す感じです。生卵を吊るしたら簡単に温泉卵が出来る感じです。


岐阜県側の中尾からの登山道の合流点。


登山道わきの水蒸気口。ちょっと怖いのが実感です。


目の前に溶岩ドーム、2000年以上前に出来たドームということでした。


中ノ湯から登山道と合流するコル。


三角点のある南峰が見えるコルです。


焼岳北峰山頂。


水蒸気の噴出量も迫力の北峰でした。


前穂、吊尾根、奥穂の大展望が広がります。写真を撮り忘れましたが、槍ヶ岳もちょっと見えます。


下山時に撮った写真。標高約1800m周辺です。この梯子の通過がハイライトです。


秋の日は釣瓶落としの、夕方に迫る時間帯の霞沢岳の稜線。右奥の山が霞沢岳です。


梓川まで下りてきたら上高地猿軍団に出くわしました。


ブッシュの中でよくわからなかった彼ら、ニホンザルでしたが木の上に佇んでいました。


最後にも穂高連峰が出迎えてくれました。


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