2019年9月12日木曜日

空木岳

中央アルプスの百名山、空木岳(うつぎだけ)の山行のブログです。僕の使っているカメラ オリンパスTG3、かなり疲れてきていてピントが合わないことが多いのと、2日間の山行が残念ながら天気がイマイチ・・・まずはお断りしておきます。
写真はGoogleマップにも登場する空木岳登山口(池山林道終点標)です。標高は1362m、実は池山林道が終点まで入れないというネット上の情報がたくさんあって、半信半疑で車を走らせました。行ってみたらあっけなく着いた登山口でした。


池山小屋の分岐は水場があって、一息いれるにはちょうど良い分岐です。


1360mから歩きはじめ、1760mの分岐の水場の秘密は、翌日ほぼ同じルートをトレースしてわかりました。地元の山岳会が整備してくれているわけです。おそらく南の沢から水を引いてくれています。なぜって、尾根上なのにりっぱな水場なんですもん。


登山道の様子。


空木岳山頂から東に延びる池山尾根は、ほぼ中間部で尾根が痩せて鎖場、梯子が登場します。大地獄・小地獄と言われるところです。地獄というネーミングはちょっと大げさな気もしますが。 


慎重に行動すれば問題はありません。下の写真のところが一番いやらしいです。


大地獄・小地獄の始まりと終わりにある注意喚起の看板。これを見たらいよいよと気持ちを引き締めたほうが良いでしょう。


激しい段差に設置された梯子。大地獄・小地獄を通過した後もたくさん登場します。


池山尾根から外れ空木平と呼ばれるカール地形に入ります。


空木平避難小屋。約20人が泊まれる無人の小屋です。協力金1000円


小屋のない山は全ての装備を背負って登らなくてはなりません。とりあえず寝袋とマットをもって山で寝る、というちょっと変わった山行のねらいでした。通常の装備に寝袋とマットが加わっただけでザックの大きさも変わります。


快方に向かうという天気予報もまだ間に合わず、雨の中の2日目。防風防寒ねらいの手袋を準備なさっていた皆さんにちょっとびっくり。


空木平は水が取れます。避難小屋から空木山頂への登山道も沢地形を利用したものでした。


お花畑が有名な空木平です。


雨に濡れたミヤマホツツジが目立ってました。


空木岳山頂の三角点。


山頂直下に建つ駒峰ヒュッテ。こちらは有人の小屋です。登山道はヒュッテの東側の広いテラスを通って続いています。


晴れていたなら・・・


山頂から空木平分岐までの池山尾根は絶景が広がります。雨は止んだもののガスに包まれた稜線でも花崗岩の巨石とハイマツの海がとてもきれいでした。大岩の間を下る登山道。


いろんな形の大きな岩が楽しませてくれる登山道です。


中でも駒石という巨岩はとてもシンボリックな存在です。


駒石から見た空木平。泊まった空木平避難小屋が見えました。


花崗岩の巨石と白ザレとハイマツはしばらく続き、やがて樹林帯へと登山道が変化して空木平分岐です。


迷い尾根と呼ばれる枝尾根の注意喚起の看板。大地獄・小地獄の始まり。下りの方が注意が必要です。


マセナギという崩れは尾池山尾根の南で登山道から外れているので問題になりません。池山小屋へのルートは2本。道標に急峻というのと遊歩道という2つのタイプの表現だったので、登りの時は急峻を選んだのですが、ここは遊歩道という言葉に騙されました。実際は緩やかに傾斜を殺した登山道だった遊歩道。遊歩道を使った方がいいです。


水場のある分岐からすぐのところに建つ池山避難小屋。きれいな小屋でした。


小屋の前の水場。地元の山岳会の方々が整備しているようでした。小屋に水を引く途中に分岐の水場があるので、同じ沢から水を引いているのだと思います。大変ありがたい水場です。


池山尾根という名前の由来の池山1774mの山頂。


駐車場に下ったころには青空ものぞいてきました。


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