2020年4月23日木曜日

コロナ禍

中国武漢発の新型コロナウイルスが世界を変えてしまいました。わずか3か月前まで自分の山行のプランを考えられていた状況は吹っ飛び、登山という非日常の行為を実践することもままならなくなってしまった現在。山のガイドという仕事が全て無くなって明日が見えなくなってしまいました。この状況を克服するのは個人では無理ってのも問題をややこしくしてます。stay homeってくくりで2週間、そしてまた2週間という線引き。その線引きがリセットされ続けて1年で終わるのか?2年かかるのか?という状況を受け入れざるおえないstay home。
とても難しい状況に置かれているのはみんな一緒なのですが、田舎に住んでいて窓を開ければ山が目の前に迫っているというのも現実。コロナ禍が過ぎた後、やぶ山三ちゃんの山行は、ツアーとかとは違うのですんなり受け入れられるんじゃないかという希望的観測を持っています。果たしてどうなんだろう?答えはその時にならないとわかりません。何にもわからない現状です。ただ、地形図を見てオリジナル山行を計画し、実践するというのは、登山道や山小屋の営業に左右されることはありません。皆さんと共にそんな山行を実践できれば山のスキルが上がるというところに意味があるような気がしています。コロナ禍の跡が楽しみだったりするんですがどうでしょう?

山に行けない日々ですが、この春注目していたことがあります。満開の桜とタラの若芽の関係です。写真は右奥にわに塚の桜が見えます。4月1日でした。


ネットで見たソメイヨシノとタラの芽の関係
・ソメイヨシノの満開日がその地域でのタラの芽の摘みごろです。
・タラの芽は1日標高40m上がっていく。400mの標高差では10日遅くなります。
・緯度(約111km)が1度上がるごとに、タラの芽の旬はだいたい8日前後遅くなります。

上の写真のわに塚の桜はエドヒガンザクラですが、手前はソメイヨシノ。ちょうど散りはじめていました。わに塚の標高が約400m。近くの畑のタラの芽を探してみました。


ちょっと買い物に出たついでに半径5kmくらいの範囲をチェックしていました。春の山菜の王様と言われるタラの芽です。


この時期に山に入れば、たまに出会うタラの芽ですが、ほとんど既に採られていることが多いのでなかなかゲットとは行きません。


ソメイヨシノとタラの芽の食べごろという法則が成立するかどうか?
僕の実感、答えはNO!ということでした。気温が高い日もあれば低い日もあるし、同じ標高でもその株によっての発芽の違いもあるようです。400mのわに塚の標高から始まった観察でしたが、例えば穴山町(韮崎市)の標高440mの畑の株は、例の法則では4月2日の食べ頃かという事なのですが、実際は4月12日だったので10日もかかっています。


なので法則はNO!でした。残念!?
ただ、ソメイヨシノが散りはじめたら、その場所と山の中のポイントとの標高差を40mで割れば、何日後あたりかの目安にはなりそうです。ちなみにタラの芽にはオスとメスがあって、オスは棘だらけですが独特の苦みが強く、販売されているのはメスが多いです。写真は4月18日の農協の直売所です。


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