2020年7月30日木曜日

湯ノ丸山

山行自体のリクエストは日本百名山の四阿山というものでしたが、長距離移動が伴うってことで、前泊するくらいなら地域の名所を巡ろうという展開。長野県上田市から北へ。ここで押さえなきゃいけないのは百体観音。東御市とうみし新張交差点の百体観音の一番、如意輪観音像。


東御の百体観音は語るべきことが満載ですが、僕らは登山者なので端折ります。ごめんなさい。それでも五十番の観音様は外せません。


ここの観音さまは馬頭観音。超立派な馬頭観音さま。馬ずらが彫られているのに安心感があります。


そのわきのシナノキ。弘法大師の逆さ杖の伝承。巨木百選は全国区なんでそのうちのひとつのシナノキ。


ドライブしながら登場した青空。青空が主役になるくらいの梅雨がハードな年。


地蔵峠の観音様は№80.


地蔵峠のお土産屋さんのサイン。ちゃんと想像見てください、日本海と太平洋。


地蔵峠から登りはじめ、スキー場の登りはじめ。


峠の向こうもスキー場。


ひと登りして目標の湯ノ丸山が見えてきました。なだらかな二つのこぶ。


山頂部の稜線に出たら降り出した雨。恨めしい水たまり。


北峰の三角点標石。


戻って南峰の標識。


スコールのような激しい雨の中の下山でした。


最悪の条件、激しい雨の中の下山。長いな~って地蔵峠がやたら遠くに思えた登山道。

キャンプ場の湿原。


山に登った後は百体観音の続きで、こちらは百番目の立派な観音様。


その近くには雪山賛歌の歌碑。


災害復旧の県道で、簡易信号だらけで凄まじい災害痕でした。


湯ノ丸山から嬬恋をかすめて菅平に移動する途中、こんなサインに導かれ有名なスポットに行きました。結構ウケたスポット。


愛妻の丘って?


愛妻の丘に登って景色を堪能しました。ご一緒した愛妻の対象になる皆さん感動した、おそらく日本一のキャベツ畑の景色。


だそうです...


アイアンワークが素晴らしかった愛妻の丘


菅平のペンション、ロッジアリスに到着しました。ここに決めたのは地形図見て四阿山が展望できるロケーションだと思ったからでした。オーナーはなんとあの山靴の音の著者、吉野満彦さんの繋がりがあった元谷川岳のクライマーでした!


2020年7月25日土曜日

大菩薩

海の日の連休。24日が唯一天気が良いという天気予報に結果的に振り回され、入山した1日目は雨の中の行動になりました。大菩薩の尾根です。写真は上日川峠で登山者はかなり少なめという感じでした。雨でしたから・・・


雨だから見える景色というのもあります。とってもウエットな空気のなか樹々がすこぶる元気だな様子です。


閑散とした大菩薩嶺の山頂。


この周辺の尾根を歩くと登場する東京都水道局。大菩薩だと北側、東側が多摩川の水源林で明治の終わりから東京都が管理している森です。貴重な水源林ということでしょう。


条件が良ければ遠くに富士山という景色なんですが・・・


大菩薩峠。小やみになった雨は気難しい感じで、歩きはじめたら本気を出してきました。


石丸峠。伸びやかな峠の景色を堪能してもらいたいと思っていたのですが、ご覧の通り水浸しの登山道でした。


ひと山超えての狼平。僕の大好きな場所なんですが微笑んではくれませんでした。


目的の場所はもっと先だったのですが、これもコロナの影響か思い通りに行動できなかったのです。リハビリ登山という流れになってしまいました。急遽狼平にテントを張ったのは、地形図を見て東の沢で水が取れると思ったからでした。考えた通り約15分で水は確保出来ました。これも地図読みです。


いちばん存在感があったコウリンカの花。


イワキンバイ。違う名前を言ってしまってごめんなさい。


ニョホウチドリ。日光の女峰山がいわれのラン科の花。貴重だそうです。


シモツケ。獣除けの柵の中にはたくさん咲いていた低灌木です。


キンレイカ コキンレイカまたはハクサンオミナエシ。花は少ない感じの大菩薩ですが以外な種が登場したりします。


翌朝の一瞬の狼平。


小金沢山山頂


先行者は鹿の足跡しかない縦走路。


全く展望がないとしても幻想的なガスガス。


ちょ~長い名前の牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂。


日川に下る登山道。僕ら昔の人間には存在しなかった登山道なんで、どんな様子か楽しみにしてました。


トウヒやシラビソの立ち枯れ。
 

植林地に出ると日川の源流地帯が見えてきます。


日川林道に飛び出しますが、整備された登山道が分断されているので、どう繋がるかはしっかり調べないとロストするでしょう。注意です。


最終的にこのペンションすずらんに出ます。


周回ルートにすべく下日川峠への林道歩きを1時間くらい。


ほぼ日川尾根に乗っかる手前の林道分岐。


尾根に乗っかった林道上から下日川峠を見下ろしています。下日川峠~中日川峠~上日川峠と尾根を縦走すれば、どんなストーリーに出会えるんだろうという期待の日川尾根でした。


docomoの中継所。このアンテナを作るための林道って感じです。


α米のおむすび。これは注目アイテムだと思っています。200円くらいなんですが、お湯を入れて15分でお米になり、パッケージの形状でにぎにぎするとおむすびになるって優れもの。


日川尾根のルートは昔の仕事道を使っているということがわかる道形です。


瞬間自然林が登場したりするのは魅力ですが、その自然林の比率は1割にも満たないです。


下日川峠、中日川峠と歩いて上日川峠に戻るっていいじゃん!って思っていましたがそのこだわりは木っ端みじんに砕かれました。中日川峠とさえ同定できないサインでした。趣がありませんでした。


道自体はむかしの仕事道っぽかったんですが、横に延々車道があると興ざめでした。


最後は砥山周辺の学術林というところを歩きます。これはこれでいいのかな?