2020年12月11日金曜日

二子山

秩父小鹿野町の二子山です。スタートは秩父鉄道の終着駅三峰口駅。昭和レトロで味わいのある駅です。


二子山は右が東岳、左が西岳の双耳峰。石灰岩の岩山です。真ん中の股峠を目指します。


二子山、双子山、二児山、ふたごの山は全国にたくさんありますが、必ず双耳峰だと思います。この近くにも別な二子山があって、横瀬二子山と呼ばれるようで、西武秩父線芦ヶ久保駅の南です。こちらの二子山は小鹿野町にあるので小鹿野二子山。登山口です。


股峠へのルートの始めは沢地形。ぱっと見ずいぶん荒れていると感じました。


水量が少ないのでそれほど問題にはなりませんが、大雨のためだいぶ岩が動いていてとても歩きにくい道でした。


峠への登山道は小さな尾根のジグザグで落ち葉が掃かれていました。有難い!


まだ奇麗なカエデが残ってました。クライミングエリアが点在している二子山。奥に見える壁は東岳弓状バットレスと言われる岩壁です。


股峠。峠の北側に駐車場があって、クライマーはそちらからアプローチします。


まずは東岳へ。鎖場と人工のステップ。ちょっと微妙な位置と角度のステップ。


やせた岩稜。


西岳。奥は群馬県神流町や上野村です。


東岳は1122m標高点です。


股峠に戻り次は西岳です。温かい師走の入りでした。


西岳一般コース。


西岳山頂の三角点柱石はむき出し。


お昼はホットサンド。卵とチーズはもっと火を入れるべきだったかと思いましたが、卵のとろとろ感が良かったということでした。


鋸の歯の上を歩くようなアップダウンです。正面のピークにも登ります。


比較的風化はしにくい石灰岩ですが、主成分の炭酸カルシウムは雨水に溶けるのでとても面白い浸食を見ることが出来ます。


前後左右、よく注意してトレースを探します。この岩はそのまま登りましたが、岩を登らないで巻く場合もあります。でも一本道なので迷うことはないし、それほど危険ではありません。


白い平は太平洋セメント叶山鉱山、石灰岩の採掘プラント。奥の山並みは群馬県、上州の山々です。目の前のピーク手前から左に折れて下りました。


下山ルートの鎖場は垂直です。ここにも人工のステップ。


ここまで下れば岩場が終わって普通の里山です。


魚尾峠(よのおとおげ)。地理院地図にも登場する魚尾道(よのおみち)という古道のような響きの名前がどこをどう通っていたかはわかりません。埼玉県小鹿野町から群馬県神流町に行くには国道299号です。国道の峠道にあるのは(トンネルの上の峠)志賀坂峠です。


安全な里山の道からふりかえって見た二子山西岳と東岳。スカイラインを歩いてきたわけです。


下山途中で見かけた炭焼窯。


えぐれた昔の仕事道の登山道。こういった道はいたる所にあるわけなので、登山道というより昔の仕事道って表現したい僕です。


ようばけ
下山後に秩父に移動中に偶然出会った地層の露頭。ばけ、はけというのはこの地方で崖を指す言葉だそうです。ようは陽のあたる様子からだそうで、まさしくようばけに出会ったわけでした。高さ約100m、幅約400mのようばけ。秩父ジオパーという様々な案内がされています。ようばけの手前にはおがの化石館という博物館もあります。


秩父ハープ橋。秩父の象徴の武甲山の左に横瀬二子山が見えています。


0 件のコメント:

コメントを投稿