2021年4月7日水曜日

愛鷹山

山梨からは富士山の反対側の愛鷹山。愛鷹連峰とか愛鷹山塊といわれる、いくつかのまとまったピークたち。地質時代でいえば富士山の先輩で、箱根の後輩ということらしいです。10万年単位の話し。スタートの御殿場駅の富士山から飛んできた火山弾と呼ばれる石の塊。地味に飾られていました。こんなのが飛んで来たらひとたまりもないじゃんって思いました。


愛鷹山登山口に向けて御殿場駅を出発しての景色。気分はマウント富士。


東富士演習場を突き抜ける国道469号線。春霞の中に見えてきた愛鷹連峰。三つのピークは左から位牌岳、越前岳、ちょっと低い黒岳です。


須山口近くの山神社から登りはじめ。いくつもの炭焼きの痕跡を見ながらの登山道の様子。

キランソウの紫が鮮やかでした。マツカゼソウの葉っぱも出てきました。


マメザクラも満開。フジザクラです。


はじめて行ってみた黒岳山頂。


三等三角点「須山村」


黒岳へは稜線に出たところの富士見峠からのピストン。お勧めします、黒岳の登山道ではこんなすごい自然の杉の大木に出会えます。


地元の天然記念物に指定されている杉の巨木。


山神社の登山口にあった案内。


縦走路から見えたとなりの尾根の鋸岳。一般登山道ではありませんが、とても気になる稜線です。行ってみたいって思ってます。


愛鷹連峰最高峰の越前岳。富士山頂は姿を現してくれませんでした。


愛鷹山で気になるのは惨たんたる登山道の現状。写真の右のえぐれは昔の山仕事の道。倒木とかの処理がされてないんで歩きにくいえぐれ。なのでその周りの歩きやすいところに勝手にトレースができてるって感じの登山道。越前岳に向かう登山道。


越前岳から十里木に下る登山道が特にひどいって思える登山道の様子です。縦横無尽にトレースがあって、加えて最近の雨の降り方で段差だらけです。僕の頭に思い浮かぶ言葉は無法地帯って感じの登山道。


明治の宮標石がありました。


越前岳から十里木に下る尾根ではブナの巨木に出会えます。


黒岳の大杉は影をひそめ、ブナの大木なんです。


これはアセビの大木。


登山道の両脇にたくさんのダンコウバイが登場しました。黄色の樹の同定は難しい。


十里木の展望台からの迫力の富士山はダメでした・・・


十里木に向かって下山にした理由はこの階段の存在でした。いやになるくらいのやつ。


十里木のバス停で須山口までバスと思っていたのに、次のバスは3時間後だってことで歩くことになったんでした。ネットで調べたときは1時間に一本のバスの運行のはずだって思いこんでいたのに…やっちまったなって思いましたが、この石碑見て落ち込んだ気持ちが回復しました。実はこの十里木という地名は古代官道東海道から来ています。十里木という駅の西側の駅の富士宮まで十里、東の駅の足柄まで十里、富士宮と足柄までのちょうど真ん中が十里木なんです。大昔の東海道が通っていた十里木。


晴れていれば広大な景色が堪能できる御殿場周辺です。写真は富士山反対の箱根方面の山々。

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