松本市が既存の登山道などを整備した美ヶ原高原ロングトレイルの始まりが戸谷峰です。烏帽子岩、武石峰を経て美ヶ原の王ヶ頭を目指します。後半は茶臼山、三峰山、鉢伏山と展望の良いトレイルが続き、最後は牛伏寺へと下ります。美ヶ原高原ロングトレイルの総距離は約45kmと言われています。戸谷峰、国土地理院の二五万図には徒歩道も書かれていません。ジオグラフィカでログをとったので、それを載せときます。赤い破線が当日のトラック。
2分割してコメントも入れてみました。
戸谷峰から西に延びる主稜線から南の尾根に乗っかるってのが下山ルートの始まり。下の地図にも書いていますが「尾根の始まりにトラバース」その地点から南は尾根がハッキリしてきます。「休憩した緩傾斜 沢地形を下る」という地点、沢地形に入ると古い山仕事の道。古い道形を利用しているわけです。
はじまりは松本駅アルプス口でした。反対側はお城口と言われています。上高地側と松本城です。このネーミングはいいと思いました。よくあるのは南口、北口ですから。そう言えば先日まで通っていた御殿場駅は東口、西口ではなく、箱根乙女口と富士山口でした。
移動中の車窓から。松本市四賀の県道沿いの土手はフクジュソウの頃は有名なところです。
登山口の金山沢にはニリンソウ。
山の神の鳥居。石祠が2つ並んでいました。
たくさん咲いていたネコノメソウ
戸谷峰の西の1322.1m三等三角点「本郷山」の北までは古い林道を使った登山道でした。三角点東の1280mのコルの手前の林道の終わりの広場です。ここから普通の登山道です
戸谷峰から西に延びる尾根をトレースするのですが、屈曲点と小ピークが連続するので単純ではありません。迷いやすい枝尾根がそれ程ないのは救いです。
尾根の様子。部分的に登場する岩です。
いよいよ戸谷峰が射程に入ってきました。
足元のハシリドコロの花。
この大岩が登場すると山頂も近いし、下りの分岐も登場します。
山頂手前にはヒメイチゲがたくさん咲いていました。
戸谷峰の山頂。
山頂の西側は刈り払われていて、北アルプスの展望が素晴らしかったです。
戸谷峰の南に下山です。主稜線から東にトラバースして尾根に乗っかり南下です。急で滑りやすく落石注意の尾根です。ここを下るときは早めに“らく落”と大声で叫びます。つづれ折りの登山道、同じパーティーの落石で事故なんてことも普通にありそうな登山道だからです。
1370m地点の緩傾斜の尾根。ここで休憩しました。
その休憩地地点からは様子が変わります。下って来た急な尾根の西の沢に下ります。そのくだりのポイントの標識です。
いくつも登場する炭焼き窯跡。登山道が昔の山仕事の道を利用しているという証明です。半世紀以上前の昔の山仕事の道です。
なかなか厳しい外傾した道です。
ジュウニヒトエ。上ったり下ったり、沢だったり尾根だったり、その都度おおっ~て思うようにいろんな花が登場する春の山です。
国道254号が見えてくれば下山口も近い。有料トンネルだった松本と上田方面をつなぐ三才山トンネルも無料になったというのは良かったという下山口でした。
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