谷川岳にというリクエストを頂きました。ただコロナ過でほとんど山を歩いていないというのが問題でした。まだ梅雨明け前で天気も気になった山行です。とにかく稜線に上がってしまおうと谷川岳ロープウェーに乗りました。
何とも微妙な空でしたが、雨具を着ることはありませんでした。
とは言っても榛名山の向こうに夏の黒い富士山が見えたのには驚きでした。
天神尾根は短いので、まるで初心者ルートのようにとらえてしまいがちなんですが、蛇紋岩の岩はぬれるととても滑ります。確実に歩くにはそれなりの歩きのスキルが必要です。
登山道の残雪が融けたばかりで、ショウジョウバカマがそこだけの春を感じさせます。
肩の小屋に着いて、とりあえずオキノ耳まで。展望がきくようなら一ノ倉岳までピストンするつもりでした。
何も見えないんじゃ行っても仕方ない、ということで雲の移ろいやたくさんの花々を眺めていたらなんとどんどん雲がとれてきました。
オキノ耳からトマノ耳の尖がりがかっこいいって見ていました。その尖がりの意味を肩の小屋の小屋番さんに教えてもらうのは翌朝でした。
左の茂倉岳と右の一ノ倉岳。雲の変化に見とれて一ノ倉岳はまた今度ってなりました。
肩の小屋に戻りながらの展望でオジカ沢の頭の左に俎板ぐら。
夏の谷川岳ではそれほどの存在感ではありませんが、このケルン、冬は圧倒的な存在感なんです。
ミヤマキンポウゲの黄色と肩の小屋。
肩の小屋に泊まった翌朝、トマノ耳は落雷がすごいそうです。山頂標識がやられてバックリ割れてしまうこともしばしばだそうで、これは去年雷にやられた標識。小屋の横に置かれていました。
トマノ耳の今年交換したばかりの山頂標識。翌朝もう一度行ったトマノ耳で確認しました。
雨は降りませんでしたがウエットな登山道。
コロナ過で体力に不安はあったとしても、谷川岳をそれなりに堪能した山行、まるで肩の小屋に泊まるのが目的のような山行になりました。それでも素晴らしい花の山が良かった!
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