2016年9月21日水曜日
南アルプス天然水
先月の栗沢山。某コマーシャルの撮影のサポートでした。放送が開始されたようです。
YouTubeにアップされた宇多田ヒカルさんのコメントが素晴らしかった!
毎週の台風、不安定な天候、僕らが知っている南アルプスの素晴らしい自然とは違った表情。こんなんで良い映像になるのかな?なんて思っていたのですがさすがよくまとめたなぁという感想。宇多田ヒカルさんのコメント、ご本人がずっといたわけではないのに、すべてかかわった方々に伝わるようなコメントで感動しました。
コマーシャルの撮影はテレビのそれより3倍はエネルギーがかかっていると思いました。
本当に寒い朝で、強風がやまない過酷な条件でした。うしろ姿の女優さんとスタイリストの女性とツエルトの中に入っていただいて寒さをしのぎました。彼女が一番頑張った現場でした。
甲斐駒ケ岳がなかなか顔を出してくれなくて、栗沢山山頂に6時間もいたのでした。
見事な青空になって救われました。予定していた日程の最終日です。南アルプス林道の通行許可を受けてハイエース4台で北沢峠まで入っています。 夜叉神のゲートに鍵がかけられる時間が午後6時。そこから逆算してギリギリまでの撮影でした。カメラマンのリーダーの方は午後8時から都内で吉田羊さんという女優さんの撮影があるということで早めに下山。
撮影スタッフの方々、普段は山登りはしません。別れ際、異口同音に「山をナメてました!」とのこと。もう少しコミュニケーションが取れて準備がしっかり出来ていれば良かったとは思いました。
お疲れさまでした!
2016年9月20日火曜日
鋸岳
北沢峠に向かう長野県側のベースとなる、旧長谷村のバスの始発駅、仙流荘横のバス停です。横に駐車スペースがあって、連休なんかの時は車を停めることも厳しくなる場所。ここから鋸岳がよく見えます。トイレ休憩と、戸台大橋(南アルプス林道の起点)からバスに乗るということを事務所に伝えます。戸台大橋からも乗る人がいるということを認識してもらうためです。
こんな案内が張られています。鋸岳はそういう場所。
時間に余裕をもって戸台大橋にスタンバイしていたら二十世紀なしをいただきました。守衛のおばさまごちそうさまでした!
戸台から北沢峠のバス、いつもに増してゆるい感じの運転手さんで盛り上がった車内でした。この一体感は残念ながら山梨県側にはありません。色づき始めたカツラの木。
南アルプス林道から見た甲斐駒ケ岳と鋸岳。
丹渓新道でバスを降りて戸台川に下ります。
鋸岳への、角兵衛沢への・・・アプローチとして使った丹渓新道ではありますが、それはそれで美しい樹林帯です。
渡渉3回をこなして角兵衛沢の出合のケルン。ここから樹林帯の急登が始まりますが短いです。
急登をこなして、大岩下の岩小屋の横、シンボルのカラマツの枯れた巨木。いいランドマークです。
この岩壁の向こうに岩小屋があります。
お代わりガンガンだった大好評の坦々鍋。
夜明けとともに登り始めた翌朝。
タカネビランジがまだ咲いていました。
中央アルプスが見事に見えていました。
角兵衛沢の角兵衛沢らしい岩の堆積。
第一高点から見た甲斐駒ケ岳と北岳。
登るエネルギーと同じかそれ以上の下り。万が一のためのショートロープ。いちばん遠くに見えている戸台の河原。あそこまで下ります。はぁ~!
ヤマハハコ
帰りは戸台河原をひたすら歩きます。有り難いケルンです。
河原歩きの様子。
駐車場到着。
北沢峠行きのバスで丹渓新道まで乗って、戸台川に下って角兵衛沢に入って、大岩下の岩小屋に泊まって、翌朝いちばんで第一高点まで。それが一番楽なルート取りだと思っています。でも、帰りもあるんです。無事下山しなくては完結しません、それが登山です。第一高点から角兵衛沢を下って戸台川を2時間歩いて終わる山行です。そんなことを実感できた貴重な山行でした。お疲れさまでした!
2016年9月14日水曜日
沢靴リコール
この写真は南アルプスの結構奥にあるあまり有名でもない沢です。結果は敗退、稜線まで抜けることが出来ませんでした。その山行前に沢登り用のくつ、沢靴とかウェーディングシューズとか言われるやつですが、新しいものを購入しようと思いました。底のフエルトが擦り減ってつるつるだったからです。沢登り用の靴というのは、沢の中でも滑りにくいように底全体がフエルトです。
ところが、山の道具屋さんに行っても在庫がありません。ネットで探してもサイズがありません。ニーズが高くない沢靴は元々の生産量も少ないのかな?それとももっと春先に買わないとだめなのか?などといろいろ考えましたが、沢靴なしで沢には行けないと、釣り用のウェーディングシューズを購入。届いた時はなかなかカッコいいじゃん!などと思いましたが、実際履いてみたら使えるものではありませんでした。http://fishing.shimano.co.jp/product/footwear/3753
埋め込まれたピンも効果がさほどあるとは思えませんでした。フエルト自体が荒いというか・・・
この紐、ダイアルを回すだけで強度のある特殊ステンレススチール製樹脂コーティング仕様の靴紐が素早くフィット、なんて売りらしいのですが、まじ締まらないシステム。おまけに丸いプラスチックダイヤルが、藪に引っかかって勝手にリリースされたりするのです。ほどけちゃうんです。何より、アッパー全体がふにゃふにゃで、岩や草付での足元がとても不安定でした。完全に失敗でした。
さほど難しくない沢で試しました。
山から帰って陰干ししていたら・・・フエルトが剥がれて・・・
メーカーのサイトを見てみたら、なんとリコール対象!キャラバン
電話をかけて確認したところ「2016 HC YD」というロッド番号のものが不良品のようです。送り返して何をするかといえば、フエルトソールの張替え。毎日4~5足全国から送られてくるということなので、リソールは3週間は頂きたいとのこと。丁寧な対応だと思いましたが、10月に沢に行きたいおいらのやつは果たして間に合うか?
2016年9月13日火曜日
エフエム八ヶ岳
エフエム八ヶ岳は北杜市、韮崎市、甲斐市と南アルプス市、長野県富士見町の一部で聞くことが出来るコミュニティーFM局です。「デイ・イン・ライフ」という番組の収録がありました。
小淵沢のスタジオは別荘地の中。その番組は「話題の人、地域で活躍している人、グループなどをピックアップして紹介します。 」ということで呼ばれたわけですが、活躍しているかどうかは別として、やはり山の話をしました。山のガイドってどんなことするの?みたいなやつ。
普通の家みたいでちょっと意外な外観でした。
自然保全がエフエム八ヶ岳の理念だそうです。フクロウは森の哲学者と呼ばれ、知恵、芸術、信頼のシンボルとされています。
スタジオ収録なんて全くの素人です。45分くらいの番組の話の流れを打ち合わせしてすぐ本番。
ヘッドホンつけて、インタビューアーの中沢さんとの本番がスタート。
かける曲を3曲。話の内容に合うかどうかは自信がないですが一応準備しました。ご協力いただいたA先生有り難うございました!かかる曲3曲です。
スタジオといっても密室ではなく、窓の外の緑の林も見えるスタジオ。全然緊張しなかったのですが、その分しゃべりがどうだったのか少し不安。エフエム八ヶ岳は韮崎市民交流センター「ニコリ」内にサテライトスタジオをオープンさせているので、韮崎市民にも馴染みはあります。
エフエム八ヶ岳 82.2メガヘルツ 「デイ・イン・ライフ」
2016年10月3日 午前9:15、11:00、午後7:00 3回の放送となります。
2016年9月12日月曜日
秋の硫黄岳と天狗岳募集
◇ 北八ヶ岳・河原木場沢にある落差35mの醤油樽の滝。遊歩道が整備され、途中に一の滝、二の滝があります。醤油樽の滝の名前の由来は滝の下に降り立つとわかります。
◇ 南八ツの硫黄岳と北八ツ天狗岳、両者をを分ける夏沢峠、違った顔を見せる八ヶ岳を紅葉のなか楽しみます。宿泊はテントorツエルトです。テント泊デビューねらいの方に最適な山行です。
◇ 日時集合:2016年10月7、8日(金、土) 午前8:30 JR中央線 韮崎駅
午前9:30 JR中央線 茅野駅
◇ 1日目: 韮崎=桜平-醤油樽の滝遊歩道-夏沢鉱泉-オーレン小屋
距離約6km 行動時間4時間予定
◇ 2日目: オーレン小屋-硫黄岳-夏沢峠-天狗岳-箕冠山-桜平=韮崎
距離約11キロ 行動時間7時間予定
◇ 装備 : ザック、登山靴、雨具、寝袋、マット、ストック、ヘッドランプ、帽子、水筒 手袋、
防寒着、行動食、非常食、昼飯(2日分)、風呂道具(車にデポが可能です)
食糧、共同装備等の分担をお願いします。(約1㎏)
◇ ガイド料:28,000円 諸経費として別途3,000円程度かかります。
▪ 申し込み
・お申込みフォーム:こちらからどうぞ!
・催行にあたり、同意書は必ず必要です。:こちらです。
・保険加入も必ず必要です。やまきふ共済会の共済をお勧めしています。:こちらです。
2016年9月11日日曜日
治郎兵衛沢
河原木場沢を登って西天狗の山頂までやって来ました。河原木場沢
登山道を使って唐沢鉱泉か、夏沢鉱泉経由で桜平に下るか?どうせなら河原木場沢の南の治郎兵衛沢を下れば桜平まで最短で下れると思ったのでした。
東天狗から根石岳に続く稜線です。稜線の登山道の筋が見えています。まるですりばち状に右下に向かって沢地形になっています。その沢が治郎兵衛沢です。主稜線から下ると緑に見えているハイマツのやぶこぎが控えているのは写真を見ても明白です。稜線に上がったら気持ちいい青空、ハイマツのやぶこぎは御免だと思いました。
西天狗と東天狗の間のコルを注意深く見てみると、簡単に沢に降りれるラインが見えました。岩屑だらけの斜面ですが傾斜も転落すほどではないような感じなので、ロープも必要ありませんでした。冬だったら絶対入らないところでしょう。
本当に人気の山なので人がいっぱい。人が途切れたあたりで沢筋に下降を始めました。
脆い岩の岩稜が幾筋にも見えます。ちょっと移動しただけで岩の形がどんどん変化します。
穴が開いた不思議な岩。
沢身に降りた後も岩屑の堆積。
この沢の名前、別名「シラナギ沢」という表記もありました。さもありなんの崩れ。
標高2200mくらいで水の流れが始まりました。沢ですから、水が流れ始めるとホッとします。沢靴に履き替えるということになります。
唯一の滝らしい滝の落ち口に着きました。
左岸を簡単に巻いて降りてみた滝の全貌です。
どんな条件がそろうと、ここまで輝いているようなベルベットのような感じになるのでしょう?苔パワーです!
沢としては遡行価値があまりない感じの治郎兵衛沢ですが、部分的にほとばしるような水の動きに出会えました。沢の醍醐味は持っている沢です。
本当に水の流れは素晴らしいです。
右岸は最後、尾根の末端が岩壁になっていて近寄りがたい感じですが、その壁が終わったところに桜平はあります。初めて歩いていても地形図を見ればわかります。
地形図には書かれていない、昭和の時代の堰堤が2個登場するとほぼ終了。
桜平から夏沢鉱泉に行く林道に出ました。もっと手前で右岸に登山道が着いていて桜平の駐車場に行けるのかと思っていましたが、注意して見ていてもそんなトレースはありませんでした。
9月20日から始まるとされている、桜平の駐車場整備。1ヶ月ちょっと、10月いっぱいまで何かと混雑するかもしれません。
八ヶ岳って沢登りの対象になりにくいエリアです。楽しめる沢は限られています。そんな中でも、河原木場沢は楽しめる沢です。治郎兵衛沢は下から登るというよりも下降に使うにはちょうどいい沢です。
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