山梨県の登山道点検パトロール事業ということで笊ヶ岳に行ってきました。老平からのルートのピストンではあまり面白くないので、笊ヶ岳から東に延びるランカン尾根から布引山、檜横手の周回ルート。ランカン尾根に取り付くのに老平の東、戸屋集落からというパターンが多いと思いますが、老平から北の尾根に取り付けば道路を歩かなくても周回できるって発想でした。老平北の車道から見た老平集落。
標高差100mちょっとで硯の里キャンプ場。雨畑は書道の墨を磨る硯の産地です。
キャンプ場上から続いていた山道。残念ながらこの道は、左の山腹に流れて行って尾根から離れていきました。
山腹を巻く山道と尾根の分岐にあった警察の警告文。
ヤセ尾根をひと登りで登場する標高900m圏の平坦地。広葉樹林の気持ちのいい林。
いったん尾根が痩せると、植林地の間伐で倒された倒木とアセビでちょっと難儀しました。戸屋集落からの尾根が合流するあたりまで続きました。
熊棚。やはり獣が濃い感じでした。
糞もたくさん見かけました。
炭焼窯。
標高1300ⅿあたりにある恩賜林の看板。ここから急登が始まります。
標高1500ⅿあたりのミズナラの巨木。
1828.4m三等三角点の点名は「青閊」閊という漢字は→つかえる。とどこおる。さしさわる。つまる。「後ろが閊える」。読めません。
三角点を過ぎ、1948m標高点手前のキレットと表現してもいいくらいのギャップ。
両足でしっかり立てるバンドを上手く使います。
標高2000mを越えて雪。
2125m標高点西の崩壊地。布引山と檜横手、奥には青笹山。山梨と静岡の県境の尾根です。
笊ヶ岳ランカン尾根の詳細を書いているわけですが、そんなに簡単な尾根ではありません。下部をこなして三角点「青閊」のあとは迷うようなことはないのですが、急な斜面が登場してなかなかです。奥のピークは這松尾です。
標高2250mあたりで幕営。日没も早い時期なので、突っ込んでヘッドランプになる前に平らなところがあって2張り分テントが張れるところでさっさと張ろうぜって会話の実践。西からの風除けに貧弱な雪のブロックを積みました。
タープ張りは僕のシングルテントのために設置。この夏のテント泊山行が樹林帯の中なので生きました。全く結露が無かったことにビックリした翌朝でした。
タープの張り出しを利用して調理も出来ました。
翌朝の日の出。
ふり返ったら素晴らしい雲海。
大笊の笊ヶ岳山頂。笊ヶ岳は大笊と小笊の双耳峰。遠くからでもよくわかるピークです。
定番の小笊と富士山のツーショット。
布引山への登りから振り返った双耳峰の笊ヶ岳。
布引山のテント場。
布引ガレからの雲海。
樹間から見えたランカン尾根。
標高を下げたらガスガス。
広河原の渡渉点はラッキーなことに石伝いに登山靴を脱ぐことなく渡れました!
やっぱり広河原からのトロッコ道のトレイルは、危険な場所が次々に登場するんで気が抜けません。
廃屋の周辺は山の生活の悲哀を感じます。石積とヒノキの植林の意味なんて正しくです。
老平に下って気づいたランカン尾根への注意喚起。
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