ブナ立尾根を登り、烏帽子小屋に泊まった翌朝は高曇り。烏帽子小屋前の見事なイワギキョウの先の景色は奥に薬師岳、手前の左の山は赤牛岳2864.4m、水晶岳から北上する読売新道にあるピークです。二百名山かな?
稜線漫歩という言葉がぴったりの稜線歩きが始まります。稜線を進むごとに見える山がどんどん変化してあきることがありません。まずは三ッ岳の登り。烏帽子小屋のテント場からよく見えました。
テント場からのシルエットは右奥が大天井岳、左のギザギザが燕岳。向こうは表銀座です。
登場した主役の槍ヶ岳。きっとなんで銀座という言葉が登場するか疑問?といわれるかといえば、大町から燕岳~大天井岳~西岳(東鎌尾根)~槍ヶ岳というルートが表銀座。ブナ立尾根~野口五郎岳~西鎌尾根~槍ヶ岳というのが裏銀座。どちらも最終目的地は槍ヶ岳です。きっと昭和の時代の登山ブームの時、にぎわう銀座のストリートのように登山者がわんさか訪れたということだと思います。表銀座にしても裏銀座にしても縦走で何日もかかります。槍ヶ岳のとんがりと左のとんがりは前穂高岳です。
遠くを見るとクリアではないものの、はっきりしたピークは右が北岳、左が甲斐駒ヶ岳。左にうっすら富士山です。
三ッ岳はピークを踏まず、西側を巻いて登山道が付いてました。その先はルートが分かれていて、稜線ルートより早く進めそうなお花畑ルートを選んだわけでした。
熊の糞でしょうか。
お花畑
フラットな地形になって見えてきた野口五郎岳。野口というエリアのゴーロ(岩がゴロゴロ)が多い山。
奥に野口五郎岳、手前の岩、ちょっとサイズがでっかい気はしますがゴーロです。
野口五郎小屋。奥は燕岳です。
野口五郎岳山頂
水晶岳は右で、左が鷲羽岳。やっと射程圏内ってイメージでした。
真砂岳西の五郎池。瞳のように輝いていました。
竹村新道分岐と槍ヶ岳。今は湯俣の橋が架かってないので通れない竹村新道。
鷲羽岳と右のとんがりがワリモ岳。
縦走路の途中に登場する岩場、簡単なんだけどのんびりは出来ない縦走路。
ゴーロの向こうの茶色いピークに見えてきた水晶小屋。
黒部五郎岳と水晶小屋の間の最低鞍部の東沢乗越。東沢谷は黒部上の廊下下部に合流する枝沢。東沢谷の出合にあるのが奥黒部ヒュッテ。
歩いてきた稜線をふりかえりました。トレースが見えています。正面のはっきりした三角のピークは竹村新道の南真砂岳。
水晶小屋の標高は2900m
水晶小屋の南に進むと一気に開けました。左手前が爺岳じいだけ、右の平が雲の平、左奥に立派なやつが黒部五郎岳。
ワリモ分岐
双六岳や三俣蓮華岳と一番底の赤い屋根が三俣小屋。
ワリモ岳の山頂標識の上には行きません。横を通過です。
いよいよ鷲羽岳の最後の登り。
ワリモ岳の悪場はトラロープ。なくても問題ない程度。
鷲羽岳山頂。
上から覗いただけの鷲羽池、この池に行くとレースがあるようです。
槍ヶ岳と北鎌尾根
美しい写真、堪能しました。
返信削除13枚目の写真の説明「水晶岳は左で、右が鷲羽岳。やっと射程圏内ってイメージでした。」
は逆で、右が水晶、左が鷲羽ですね。
ブログのコメント放置してました。。すみません。
返信削除アドバイスありがとうございました。まったく真逆に書いてしまいました。直しました。