鈴鹿山脈の一番北の霊仙山(りょうぜんざん)、カルスト地形のテーブルマウンテンはどっかと大きな塊の山でとても好きな山です。多賀町落合集落からのスタート、駐車スペースは幾つかありますが狭いので注意です。車を落合集落に停めて車道をちょっと歩いて今畑登山口から登りはじめです。
凄い傾斜の斜面に石積み。
霊仙山の南の急傾斜の斜面にある廃村、今畑集落。共同水場を過ぎて登って行くとたくさんのフクジュソウ。まだ朝が早かったので蕾のままでした。
尾根道にえぐられた昔の仕事道をたどると、傍らにはミスミソウの可憐な花。
葉のの様子はそれぞれの株で違ったりしましたが、春一番のかわいい花です。
こういった登山道の様子は、登山道というより古道と言った方が似合います。
石灰岩が出てきました。苔むした石灰岩。
登山道わきの石灰岩の浸食の様子、想像も出来ないくらいの悠久の流れなのでしょう。なかなか面白い形です。
京都から参加いただいたTさんの解説で知った、石灰岩の表面に見られる化石。ほぼ真ん中のグルグルした丸いやつです。有孔虫フズリナだったかウミユリだったか?とにかく2~3億年前ということらしいです。
一番標高差がある笹峠からの登り、写真のピークが近江展望台と言われています。
登り始めの斜面にはオニシバリがたくさん。オニシバリの花が満開!?
この乱立する石灰岩の間の急登です。結構泥んこなんで、多くの人が歩くところは茶色に変わっているのでトレースはわかり易いです。
近江展望台から山頂方面。少ないアップダウンですが距離はあります。
そんな長い縦走路で出会うフクジュソウ。癒されます。
石灰岩が歩きにくい縦走路ですが、あった!咲いてる!となるフクジュソウです。
歩きにくいので、なかなかの縦走路。
カルンフェルトをこなしてなだらかな稜線を歩きます。
テーブルマウンテンの山頂部のいくつもあるピークのひとつの山頂。写真のむこうには琵琶湖なのですが、霞みがかった日でした。
それなりに残雪はありましたが、登山道は問題ありませんでした。ただ中途半端に残った残雪が溶け出して泥んこになるのでした。
雪が詰まった、残ったドリーネ。ゴルフのバンカーの様なものです。
遭難があったのでしょうか?滋賀県のヘリが飛んでいました。
スハマソウとばかり思っていたのですが、どうもミスミソウのようです。葉っぱの先端の尖がりからです。小さな可憐な花であることは変わりません。
なんとも面白い名前の汗拭き峠。対してハードな登りではありません・・・
大洞谷の登山道。崩れたところもありますが通過に問題はありません。
落合集落に戻りました。登山口です。霊仙山を楽しむ周回ルートでした。
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