1泊2日予定の山行が諸事情で日帰りになり、何が出来るかとなった青笹尾根でした。青笹尾根の取付きと途中の水場探索を備忘録として書きます。僕自身の備忘録です。五月晴れの道の駅みとみの向こうに木賊山。青笹尾根はもっと右にあって見えません。
下の地図の🄿マークに車を停めました。道の駅からそこまで歩いても10~15分くらいでしょう。🄿マークの右上の沢地形がポイントです。赤の破線で登りました。いつもの選択です。青笹尾根に乗っかって標高1300m圏内の急登は地形図から読み込むのは難しい。なので、緑の破線がお勧めルートです。どちらも🄿マークの沢地形にからんでます。
赤い破線を登って青笹尾根に乗っかった景色。
青笹尾根は恩賜林林班の境界線で、ちょうどこの13番の境界見出し標のとこに出ます。
標高1300m圏内の急登。大きなミズナラが覆いかぶさるように迫ってきます。その先大きなブナの木が登場すると傾斜が変わります。
ずっと防火帯を歩きますが、たまたま発見してしまった伐採痕。これはダメでしょう。。。太いコシアブラの木が切られていました。
気持ちのいい防火帯。こんな広々したところを歩くのは滅多にありません。新緑の今だからこその爽快さ。カエデも多いので秋も良いと思います。
四等三角点ナレイ沢1657.2m。防火帯はここでおしまい。
破風山がすっきり見えました。右が東破風山で西破風山が左。青笹尾根は西破風山に至ります。
先日も見かけた熊の痕跡は同じです、樹はウコギ科のタカノツメ。爪立ててズリズリしながらなんとか登ってる感じです。樹上につながっていた爪痕。
シャクナゲ間に合いました。そして励まされました。華やかに咲いたシャクナゲ見ながら頑張って登りました。
青笹尾根標高1800m地点。日帰りのこの日の目的地です。
青笹尾根全体やぶがほとんどない歩きやすい尾根です。ここは長い尾根の中でもかなり重要なポイントになるんじゃないかって思いました。水場まで5分とかからないからです。
その場所の地形図です。稜線上は①です。あらかじめ地形図読んで枝沢が複数合流する③の地点まで下れば水が取れると読みました。赤い破線はその③のポイントに行くためのアプローチのイメージです。ところがイメージより手前の②のポイントで水流がありました!主稜線から等高線2本分下っただけで水が取れました!なんだか地形図見てここだったら水が取れるだろうという想定が面白すぎ、このことがゲーム感覚で癖になりそうです。こんな感覚をガイド山行でお伝えしたい欲求が湧きまくってます!
稜線から5分もかからない水場。
塩ビのパイプの方が使いやすいのですが、たまたま車にあったホースが重宝した取水。
しっかり水が確保できたんでお昼はお蕎麦。コシアブラの天ぷら付きなんで日帰り登山がスペシャルになりました。
下山です。1800mから1150mまで下ります。尾根の下りは難しいセオリーです。それはそれぞれ登場する小ピークから派生する枝尾根の始まりがわかりにくいからです。
狙って出た林道の様子。楽に車を停めた場所に出るためです。
青笹尾根の取付きをもう一度のっけときます。赤破線で登りました。緑破線で下りました。上りも下りも緑破線がお勧めです。
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