大弛峠への林道川上牧丘線、柳平から上はマイクロバスは入れないのでジャンボタクシーに乗り換えます。柳平からのジャンボタクシーは1台に8人マックスで最大5台だそうで、一度に40人限定でそれ以上はキャンセル待ちだそうです。運行している栄和交通のサイトもちょっとわかりにくいので複雑な移動の大弛峠です。
だいたい標高2400mの大弛峠。自家用車も規制されていないので、6月に入って冬季閉鎖が解除されたら車で行ってもとは思いますが、駐車スペースが限られているので簡単には車を停められません。常に大混雑しているイメージの大弛峠です。
何はともあれ登山開始です。
甲府市を流れる荒川の源流。林道川上牧丘線も見えています。塩山から大弛峠を結ぶ林道。
天気が回復して素晴らしい青空になりました。遠く雨飾山が見えたのにはびっくりでした。
奥秩父で一番標高が高いと言われる北奥千丈岳2601m標高点です。このピークから南の登山道は石楠花新道と言われ2154m標高点シラベ平まで続きます。途中2409.6m三角点は奥千丈岳と呼ばれます。歩くとわかりますが主役は北奥仙丈岳と言われるこの写真のピークです。奥千丈岳は南下する尾根上のただの小ピークです。昔の人の感覚では奥千丈山と言われていたのは特定のピークを指した名前ではなく、エリア全体を指す奥千丈山だったのだと思います。
国師ヶ岳と北奥仙丈岳の分岐点。三繋平(みつなぎたいら)はとてもユニークな分岐です。前国師ヶ岳2570m、国師ヶ岳2591.1m、北奥仙丈岳2601mと三つのピークがまわりにあります。3つのピーク間の距離はそれぞれほぼ300m。つまり正三角形になります。その真ん中が三繋平みつなぎたいらなんです。いつの時代についた地名かはわかりませんがどストライクです。勝手に国師のトライアングルって呼びたいくらいです。
国師ヶ岳の一等三角点柱石。
迫力の倒木でした。石楠花新道途中のコメツガの大木。
奥千丈岳の先の心配していた倒木帯。整備が入っていて助かりました。
シラベ平。シラベは白檜でシラビソを指す言葉。
ゴトメキ。
目的の場所にテントを張りました。ここは稜線の東に水場も近く、フラットな草地でとても気持ちのいい場所です。いつもの個室テントです。
この山行、結構考えました。国立公園内かどうか?林務事務所や森林組合に届けを出すか?などでした。環境にダメージを与えることなく泊まれば問題ないという自己判断です。
夕食の一品の豚汁は具沢山。
遠くは見えないもののきれいに染まった夕焼け。大丸戸尾根に続きます。
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