高登谷山は山梨の北隣、長野県川上村にある山です。山梨と長野の県境から少し北に位置しています。この県境は中央分水嶺で山梨側は富士川に流れ、長野側は千曲川に流れるというわけです。写真は瑞牆山です。北杜市須玉の黒森から見た瑞牆山は素晴らしい山容です。
信州峠を越えて川上村に入りレタス畑の間を登山口に到着。高登谷高原別荘地で、トイレもあるので登山口としては完璧です。
特にヤブでは林間です。下部で細かな尾根に枝分かれしていますが、ある程度登ると収束されシンプルな尾根になりました。ただ傾斜は急ですが。
すっきり南峰に登りました。展望は360度とはいかなくて、多少移動すればいろいろ見えるという感じ。
少しの株が見られたヒメハギのパープル。
レンゲツツジが見事でした。
千曲川の源流部に近い川上村の暖傾斜のところはみんなレタス(ハクサイも)畑のマルチで覆われます。八ヶ岳は雲の中でしたが、有名な飯盛山の左奥に甲斐駒が見えています。
瑞牆山と金峰山が見えています。瑞牆山の右の雲がなければ富士山が見えるのでしょうが…
三角点のある高登谷山北峰。
最近はお昼にサンドイッチ系が多いです。南アルプス市のサクランボがデザート。
下りの尾根は植生がナラの木ばかりで不思議でした。
写真はイケマです。「イケマの名は北海道のアイヌ語で、長くのびた太い杖のような根は、神様の足であるという考えからついた。イは神様、ケマは足の意味である。国立科学博物館」一匹のアサギマダラが僕らの気配を感じて飛んでいきました。
飛び立ったイケマの葉を裏返してみたら卵が産みつけられていました。イケマは有毒ですが、アサギマダラの幼虫はその毒を体内に入れて鳥などの外敵から身を守るといわれています。
ちなみに南アルプス北沢峠で手に乗ったアサギマダラ。こんな蝶々です。
別荘地の車道を下りすぎて登り返しになったのがちょっときつかった最後でした。
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