2019年9月30日月曜日

笠ヶ岳

甲府の老舗ショップ、エルクさんのツアーでした。笠ヶ岳です。これはプランニングする人のアイデアが問われるところです。笠ヶ岳、もちろん日帰りする人もいるわけですが、ツアーですんでそんな計画は出来ません。一泊二日で計画できますが、せっかく行くのですからもうちょっと登っておきたいとなります。定番の二泊三日の山行を書きます。写真は蒲田川の流れ、新穂高温泉の先、すぐ横に新穂高ロープウェイがあるところ。


蒲田川左俣林道を進んで荷揚げのヘリポートの賑わい。たくさんの部材がなんか特別な荷揚げって感じでした。


ワサビ平小屋。景気づけにっていうか頑張って登りましょうってことで食べたスイカ!9個に切るのが難しかった!


驚きの整備の小池新道に入って、どんどん高度を稼いで秩父沢の橋。


シシウドヶ原。ここまで登ると一息つける感じの高度を稼いできた小池新道。


鏡池。午後になれば池に映る槍ヶ岳は期待できません。池に映る槍ヶ岳ねらいならやっぱり鏡平山荘に泊まるべきです。


蒲田川左俣林道の物資は、僕らが歩いて鏡平山荘に着いた時はもう運ばれていました。当然ヘリのピストンは登りながら見えていました。小屋の増築の物資の様でした。


弓折乗越で主稜線に登っての縦走です。アップダウンを続けると登場する双六山荘と鷲羽岳。自分の足で進んで登場する景色なんで感動の登場です。


甲府集合が午前4時、新穂高の出発が7時、双六小屋まで8時間半の行動時間で15:30に到着。計画通りの行動。


一泊二日で笠ヶ岳というだけじゃもったいないんで双六岳へも。2日目の朝はヘッドランプで登りはじめ。


わかりやすい登山道


早朝4:30という出発時間が良かったのか、途中で素晴らしい光のショーを見ることが出来ました。歓声が上がった瞬間。


ところがすぐにガスに包まれてしまったのでした・・・


双六岳山頂から東に向かう稜線の先には槍ヶ岳‼のはずが・・・槍ヶ岳を見つめながら歩くという想定がガスによってくずされてしまったんですが、こんなもんでしょう。山は逃げません。


双六小屋に預けていた装備をザックに詰めて次の目標です。2日目の宿泊は笠ヶ岳山荘。長い尾根を縦走です。双六岳と鷲羽岳、ずっと奥に水晶岳、ふり返った景色はすっかりガスが晴れて良かった。


となりの尾根、槍ヶ岳に続く西鎌尾根が良く見えました。


双六岳から笠ヶ岳に続く稜線上の地名、双六小屋、弓折岳、大ノマ岳、秩父平、抜戸岳とだいたいそんな感じなんですが、やはり水も取れる秩父平が大事なポイントでしょう。


秩父平で食べた双六小屋のお弁当。おいしかったですしオシャレです。


秩父平から稜線に上がって振り返った北側。いちばん奥に鷲羽岳。このあたりの魅力です。どんどん進むとどんどん見える山が変わります。その山の同定が出来るととても楽しい!


なだらかに見える笠ヶ岳への稜線。以外にアップダウンがある実際です。


抜戸岩。


双六小屋から7時間で到着した笠ヶ岳小屋。


夕食まで時間があるんで山頂をピストンしました。


3日目は快晴。日の出は槍ヶ岳の南の大喰岳おおばみたけから昇りました。


3日目の朝、もう一回登った山頂。


本当にうれしくなるような快晴の朝でした。遠くに富士山、甲斐駒、北岳、塩見岳。


下山の朝、もったいないと思ってしまうような快晴!


笠新道の下降点から見た笠ヶ岳。素晴らしいですねー!


槍ヶ岳から穂高の稜線。笠新道に下る前の見納めだっていつもの展開。下れば見えなくなる景色っていう意味です。


見下ろした杓子平。


杓子平から見上げた笠ヶ岳。


蒲田川左俣がはるか下に見えた笠新道。


傾斜をころすのにジグザグにつけられた登山道。笠新道のしんどさはこのジグザグと岩の存在です。ほとんどの方がへこみます。大変な登山道の笠新道。


歓迎するようにアサギマダラが飛んでいた登山口。


笠ヶ岳小屋のお弁当。


蒲田川左俣林道の笠新道の登山口。引き込みのホースから贅沢(そんな気分)にほとばしる水。


3日間お疲れさまでした。素晴らしい景色にあえて素晴らしい山行でした!


美ヶ原茶臼山

月いちの美ヶ原ロングトレイルのツアーのお手伝い。前回は思い出の丘から王ヶ頭と歩き、山本小屋ふるさと館で終了だったので、山本小屋ふるさと館がスタート。ほぼ2000mという標高に大型バスで行けるという、ある意味凄いところです。


平らな道の主役は観光客。登山のエリアに行くのに通過しなくてはならない道。


美ヶ原のシンボル、美しの塔。


塩くれ場の先から牧草地に入ります。ロングトレイルの続きの茶臼山を目指します。


薄いトレイルの周りにはハクサンフウロが咲き乱れていました。


ぐっと近くなった茶臼山2006.5m


ふり返ると王ヶ頭が見守ってくれているようです。このテーブルマウンテンの象徴。


古い火山の成り立ちを示す板状節理の岩


テーブルマウンテンの縁の茶臼山。


茶臼山三角点 点名「茶臼峰」


扉峠に向けて怒涛の下り。



安定した登山道。


扉峠はビーナスラインという車道が通っているので、普通の山とは違う感じですが、そこは地形だけを見て頭の中を修正します。この車道が無かったらと想像するんです。きっとなんて奥深い山なんだろうと思うでしょう。


三峰山に着く頃はすっかりガスガスになってしまいました。展望の山なのに・・・


それでも一瞬歩いてきた尾根が見えました。三峰山から王ヶ頭方面、北側を見てます。


もっと早く登場してほしかった青空。


最後は八ヶ岳も見えました。