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2025年9月27日土曜日

鋸岳アプローチ

山梨百名山を目指す方が最後のピークの鋸岳に!という山行。複数あるルートのうち釜無川源流からというのが一番ハードルが低いんです。ただ、そのアプローチは釜無川林道を9km歩いてから山登りが始まるというなかなかな内容になります。その林道の状況が日々変化しているので、今回の山行でのアプローチの状況を記録しておきます。釜無ゲート手前の駐車スペース、上流方向を見ている写真です。ここを通るダンプカーをはじめとする工事車両のドライバーは、写真のように川側に車を停めてくれると有り難いと言っていました。反対の右側に登山者の車列(30台も停まっている時もあります)があるとすれ違いにくいと言っていました。

 

釜無ゲート、1990年頃にこのゲートが出来て自由に釜無川源流に入れなくなりました。オウム真理教が社会を揺るがしていた頃です。9Kmの林道歩きの始まりです。


約2Kmのあたり。砂防のコンクリートブロックの奥に編笠山が見えています。


釜無ゲートまでの道路地図記号は一車線3mの表示ですが、なぜか釜無ゲートを過ぎると庭園路という破線ダブルの記号になり、さらに中ノ川出合の先で通常の徒歩道の破線路です。
6Km地点の先で林道は分岐し、左の本流の橋を渡って中ノ川中流域大平まで伸びています。写真は6Km地点手前の旧道が写っています。現在の林道は左で、いったん河原に下ります。旧道は歩けるので(車は通れない)旧道を行った方が楽です。


奥に中ノ川大平に向かう橋が見えています。手前の河原は広いスペースがあり、治水のブロックの製造工場みたいになっています。この日はコンクリートミキサー車がひっきりなしに来ていました。型枠が並んでいて、コンクリートを流し込んでブロックを作っていました。


工事車両の砂ぼこりにまみれる、なんてこともあります。


中ノ川分岐を過ぎ、7Km地点を過ぎた河原の様子。


川床を補強しているようでした。左の黒い大きな土嚢が並んでいるのがわかります。工事の邪魔にならないよう登山者が歩くルートを確保してくれていました。


戸草沢という左岸の枝沢。林道通しに歩けないので、戸草沢の流れを過ぎて右の急斜面を登って林道に復帰します。


2020年に戸草沢の橋は流されました。その時は釜無源流の多くの沢で大量の土砂が流れ出しました。ちょうどその直後にここを歩いて驚いたことを書いたブログ。工事関係者の話だとこの橋は2年後に架けられるということでした。


2020年に倒れたままの倒木。


フジアザミは盛んに咲いていました。


シカなのか?カモシカなのか?花ばかりが食べられていました。


本谷第6砂防堰堤は格子状の作り。これが見えてくるといよいよ9Kmの林道歩きの終わりが近いとなります。奥に横岳、その向こうは戸台川です。


9Km地点のサインがある直線。


本谷の最後の河原。正面は主稜線の横岳2142mです。幕営予定の横岳峠は左です。


河原のほぼ真ん中を歩いてぶつかる尾根の末端。本谷の流れのすぐ右です。


2020年の土砂の流れだしでルートが変わり、それから多くの人が歩くことによって落ち着いてきた登山ルートです。以前は右岸に一度渡ったりしましたが、今ではずっと本谷左岸を歩けます。以前よりよっぽどシンプルになりました。写真は昔からあったマーキング。


2本の右からの枝沢をやり過ごして正面の小尾根に取付きます。


その小尾根の末端に昔の標識が残っています。釜無川源流です。


もう少し先にあった釜無川源流は、今は源流標識のすぐ先です。


小尾根の急登。


横岳峠


焚き火台で火をおこし、焼肉の夕食にしました。


翌朝は暗いうちに歩き始め、鋸岳第一高点を目指しました。


無事登頂、鋸岳第一高点です。ピストンなので、ここから釜無ゲートまで長い下りです。


釜無林道ではフジアザミともう一つ目立つのが、ブッドレア(フサフジウツギ 房富士空木)です。別名バタフライブッシュという名前通りにアサギマダラが来ていました。もともと園芸種が野生化した花です。


2025年7月22日火曜日

北岳吊尾根

傘寿(80歳でしょうか?)を越えた先輩が北岳吊尾根に行くと聞き、僕でも力になれればということで昨日まで行っていた北岳です。梅雨明け間もない素晴らしい青空で渡った広河原の吊り橋です。


広河原―肩の小屋-北岳―八本歯のコル-ボーコン沢ノ頭ー池山御池小屋ーあるき沢橋というコース設定。出発は奈良田、山梨交通のバスで広河原移動です。始発5:30をねらって行きましたが、全国からくる登山者であふれていて登山口あるあるです。バス4台で登山者を運んでいましたが、人気の山は大変です。


北岳肩の小屋でテント泊ということで付き合いました。森林限界を超えた幕営地はなにかと難しいわけですが、この日は風も優しく問題ありませんでした。北岳の登りで日の出を迎え山頂へ。


北岳山頂から多少の岩をこなし、北岳山荘との分岐が吊尾根分岐ということを再確認した今回でした。そうか、吊尾根は北岳にとって重要な尾根なんだとのんきに思いました。北岳から東に延びる長大な尾根が北岳吊尾根です。写真の手前のピークが八本歯ノ頭、奥がボーコン沢ノ頭です。


会いたかったタカネマンテマです。丸っこい花です。


キタダケソウはとっくに終わっていることはわかっていましたが、キタダケソウの葉を見つけられたのは良かったです。


さらに観察していて分かったまずは、ハクサンシャクナゲの種。ハクサンシャクナゲとキタダケソウを間違えるというのは有名な話です。


そしてこちらがキタダケソウの種。まったく違うということが分かったのは初めての事でした。


吊尾根分岐から八本歯ノコルまでは、整備されているとはいえ非常に厳しいルートです。


傾斜に弱い人はこんな下りに閉口するだろうな~なんて考えながらの下り。


北岳山荘へのトラバースルートの分岐あたりの岩場。どこをどう通ったされたらいいかという人もいるんじゃないかなと思いました。岩にペイントされたマーキングが薄いからです。


この梯子に近い階段を下りて八本歯ノコル。


ほぼほぼ八本歯ノコルから見上げた八本歯ノ頭。


八本歯ノ頭への登りでうまく撮れたシコタンソウ。この小さな花のカラフルさは驚異的です。


タカネビランジも咲き始めていました。


甲斐駒ヶ岳と北岳のツーショット。


北岳吊尾根の登山道は時に明瞭ですが...


ハイマツが伸び不明瞭なこんな感じのところも多かったです。でもしっかりトレースはハイマツに下にあるので根気よく見極めれば問題ないと思います。


秋になると真っ赤になるウラシマツツジがとても多い稜線でした。


ボーコン沢ノ頭のケルン。そして富士山。


振り返った吊尾根の奥には北岳。


ボーコン沢ノ頭から右に曲がって池山御池小屋に向かいます。標識がしっかり立っています。北岳の稜線からほぼ東に向かっている北岳吊尾根ですが、ここで右に曲がる感じのルートです。ここを地形図で見ると池山御池小屋へは自然に東に向かう感じですが、実際の現場でではまっすぐ行きそうになる場所です。地図あるあるの展開です。重要な間違えやすいポイントです。写真の尾根をまっすぐ行くと2802m標高点を経由して広河原に通じる「嶺朋ルート」です。山梨県の山岳会の名前が付いた嶺朋ルートの詳細はわかりませんが、簡単ではないルートのようです。


池山御池小屋の内部


素晴らしいロケーションの池山御池。沢の流れ込みがないので池の水が使えるかどうかは微妙です。浄水器を持っていれば何とかなるかも知れません。


あるき沢橋への登山道は整備の手が入ったばかりの様でした。真新しい倒木の切り口から感じました。

あるき沢橋への激坂が始まる前の平坦な森の中では可憐な花が見れました。写真はコイチヨウランです。小さいのでピントが合わなくて大変でしたが、たくさん咲いていました。


こちらも小さきピントが合わなくて大変だったアリドオシラン。苔むした森に清楚な白の点々が見られました。感覚的に花の大きさは米粒です。


あるき沢橋のバス停で待っていると土砂降りの雨。橋の下で雨宿りでした。