2019年8月16日金曜日

山と渓谷9月号

本日発売の「山と渓谷9月号」特集は地図読みです。やぶ山三ちゃんも登場しますので是非ご購入下さい!!
著作権の問題もあるでしょうが、当事者として取材の様子を書きたいと思います。僕が雑誌の取材を受けるのはほとんど地図読みです。普段地図読み講習の時、登山道がないところでやるんでやぶ山三ちゃんということらしいですが、誌面に耐ええる場所、あまり知られていない所ってそんなに多くありません。その情報提供がいちばん貴重だろうという本音です。


『ガイドの三上さんに地図を使って実際に山行計画を立てていただき、うかがったポイントをこちらでまとめたいと考えております。仮称ですが「山岳ガイド・三上さんに聞く地図読みの秘訣」のようなイメージです。
そして、三上さんに立てていただいた山行計画をもとに、実際に登山をしたいと考えております。1泊2日か日帰りくらいで登れる地図読みに適した南アなどの山を紹介していただけませんでしょうか。少し抜けがある風景写真が撮れる場所がいいと考えております。』
というリクエストでした。
結果、計画編で4ページ、実践編で8ページの掲載となりました。


事前に提供した茅ヶ岳登山口の饅頭峠の地図。この場所での地図読み講習に参加された方は多いので、おなじみの地図ってことになります。


紹介文


山と渓谷の記事の通り僕もぶっつけ本番です。ただ主稜線は快晴の別な時に歩いているので、リクエストにあった「少し抜けがある風景写真」ということだけは押さえたつもりでした。何しろ天気次第で当日はイマイチでした。かわった角度の甲斐駒や鋸岳は最後まで見ることは出来ませんでした。誌面の③が渡渉点です。前日までの雨でかなり増水していました。


北沢峠行のバスが出る戸台仙流荘の奥、黒川が戸台川と小黒川に分かれた先(小黒川は昔は黒河内と呼ばれていたようです。)、東谷と笹ヶ平沢の合流点です。


僕とモデルの山下真弓さんと、編集者2人、ライター、カメラマンの総勢6人の日帰り取材。


尾根の末端にはなんとなくの仕事道。誌面の写真です。


尾根に乗っかると伐採後の植林されたばかりのところで、ここだけの話しタラの木だらけでした。春にはタラの芽がとんでもないでしょう。


抜けの良い稜線を言い換えると、展望の利く稜線ということになります。僕の本音は甲斐駒ヶ岳から鋸岳、釜無山、入笠山と続く長い稜線上にある白岩岳をもっと知ってもらいたいというのもありました。僕も初めての尾根から登るということ自体が、それこそ取材の目的の「山のプロはどんな読図技術を使うのか」の狙い通りになると思いました。こちらもそれなりに真剣になりますし。白岩岳北の三等三角点東谷頭に続く尾根、そこから南下して白岩岳へ。仮に白岩岳までで時間を食ってしまったとしても、山頂すぐ北に登山道があるのは知っていたので、下りは登山道を下れば比較的簡単だという周回コースの設定。


三等三角点東谷頭(ひがしたにのあたま)が見えました。


三角点柱石の設置の方向の確認。このくだりはぜひ誌面をお読みください。


僕の写真の三角点


「なんか冒険みたいでワクワクしますね!」
このセリフはモデルの山下真弓さんの言葉、笹原の薄いトレースは鹿道なのか時々交錯します。そんな中を地形を読みながら進むわけです。しっかりとした判断基準となる地図読みの実践です。


誌面を見てみて、やっぱカメラマンの写真は凄いクオリティだと思いました。だいたい同じところの僕の写真が下です。


本当はこの石灰岩が出てくるあたりがハイライトなんでしたが、ガスが濃く残念でした。


ふり返って見えた三等三角点東谷頭。ピークの左の尾根を登ってきました。


一瞬東の方角のガスが取れ、釜無川支流神宮川の水晶ナギなんかが見えました。甲斐駒はだめ。


白岩岳山頂。ねらった大展望は残念な結果でした。山頂西に石灰岩の壁がありそれが白岩岳山名の由来です。戸台川からのネーミングです。


山頂周辺で一番目立っていたタカネコウリンカ。こちらは高嶺高輪花でコウリンカは紅輪花。


この写真がベスト!さっすがプロカメラマン!


同じ場所の僕の写真。ダッメだな~。朝の渡渉点より下流なんで水量も多いのですが、どこで渡ろうかと逡巡しながら左岸をゆっくり登っていくと砂防堰堤。堰堤の上流側なら流れは穏やかだって確信のもと渡渉しています。誌面の写真ほどのヤバさはありません。


渡渉点から車まではすぐでした。それも狙った白岩岳周回コース。登れるモデルさんってとっても少ないそうです。山下真弓さんしっかりした登山者でした。お疲れさまでした!


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