2023年12月10日日曜日

小金沢山

このブログは自分のガイド活動報告みたいなものだし、時々自分の備忘録のために記事を書いています。11月の最後に行った大菩薩の小金沢山。リクエスト頂いた山はもう冬で、冬山対応は厳しいということで、展望の良いところに行きたいというリクエスト。中央線の甲斐大和駅で合流して途中からバスに乗りました。降車したバス停の小屋平。

小屋平から主稜線に登る登山道はかなり荒れています。普通にこんな段差が次々に登場です。

大菩薩峠より好きな石丸峠です。

青い空と笹原の稜線は大菩薩ならではです。だれでも容易にこの稜線来ることが出来るので人気なのだと思います。


この日の目的のピーク、小金沢山がどっしり見えました。

振り返った大菩薩の主稜線です。

狼平。大菩薩の主稜線で一番好きな場所です。

上手く写せませんでしたが、南アルプスの山々がはっきり見えました。

小金沢山は山梨100名山で、大月市の秀麗富嶽十二景のピークです。そんなうたわれかたをしているピーク、甲州アルプスといういわれ方もあります。

歩きやすく、素晴らしい稜線だと思います。ただ、この素晴らしい稜線が、立場によって名称が変わるというのはどんなんでしょう?実際歩いてみてとても乱暴に扱われていると思いました。里にも近い2,000mの稜線の運命かな?

小金沢山から縦走して牛奥雁ヶ腹摺山のピーク。

三角点はありません。明治に設置された林班の境界を示す宮標石がありました。

牛奥雁ヶ腹摺山から西に日川に下る途中の縞枯現象。

本流に近づいて登場したヤドリギ。種がたくさん生っていました。


早い時間に下山したので初めて笹子峠の矢立の杉に行きました。


迫力あった矢立の杉。甲州街道の難所、笹子峠の千年杉です。


そのまま、旧笹子峠も見学。中央線が甲府まで通じたのが明治36年、その前年の明治35年にいまの中央線の笹子トンネルが開通しました。鉄道とは別なモータリゼーションの車道です。写真の旧笹子トンネルが開通したのが昭和13年。現在の国道20号の新笹子トンネルが開通したのが昭和33年。そんなことに思いを巡らす歳になったのだと思います。

中央線笹子駅の横にある巨大な石碑。これは鉄道、中央線の笹子トンネルが開通したという記念碑です。こういった歴史にも触れた山行でした。

 

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