2018年6月15日金曜日

山NOBORO



山NOBORO 山登ろうというのは韮崎市の登山関係の事業です。ハイキングや登山のイベントを企画しています。韮崎駅前の市民センター「韮崎ニコリ」1階の観光案内所の中の地域情報発信センターが主体でやっています。


韮崎駅前ロータリー。写真には右側に日本百名山を書いた深田久弥終焉の山として有名な茅ヶ岳が写っています。駅前ロータリーからは富士山も八ヶ岳も、もちろん南アルプス鳳凰山も見えます。


もともとはショッピングセンターだった建物です。この建物の裏に立体駐車場があり、4時間までは無料なので中の図書館なんかを利用するときもゆったりできます。


韮崎のゆるキャラ、カエルのニーラ。


山道具なども販売しています。


で、僕がガイドする山行が企画されました。かなりお得なツアーです!ふるってご参加ください!


こんにちは。
イベントのご案内です。
韮崎市 山NOBORO × GoFieldアソシエイツ
2018第4弾「南アルプス 仙丈ケ岳」です!

仙丈ケ岳は韮崎市からは見えません。上空から見れば裏側です。
南アルプスユネスコエコパークを楽しみましょう!
ガイドは「やぶ山 三ちゃん」として知られる三上浩文さんです!(韮崎市在住)
山の歴史にも詳しい南アルプスを代表するベテランガイドさんです。

日程  :8/18-19(土,日)
集合  :韮崎駅9:00
定員  :15名
宿泊  :北沢峠 こもれび山荘
体力度 :危険個所はありませんが、2日目は8時間程の行動時間となりますので、
    登山経験のある方、体力に自信のある方向けです。不安な方はご相談ください。
持ち物 :水、行動食、着替え、宿泊道具等※参加者の方には事前案内をお送りします。
参加費 :25,000円
     ・参加費14,500円(ガイド料・保険代・1日目昼食代)
     ・宿泊費10,500円(宿泊費・2日目お弁当代)
     ※別途、路線バス料金(片道750円)、温泉代(600円)必要

【スケジュール】

●1日目
9:00  韮崎駅集合・バス乗車
10:30  広河原(広河原にて昼食休憩を挟みます☆広河原山荘名物ベジカレー☆)
12:30  路線バス乗車
12:55  北沢峠こもれび山荘着
―仙水峠ハイキング―(3時間程)
16:00  こもれび山荘到着
18:00  夕食
20:00  消灯
●2日目
5:00  出発
―小仙丈ケ岳―仙丈ケ岳―馬の背ヒュッテ―(8時間程)
14:30  こもれび山荘着
16:00  北沢峠より路線バス乗車
16:25  広河原
17:15  白山温泉
18:40  韮崎駅にて解散

【中止について】
荒天は中止(延期)となります。※前日判断
※お支払い済みの参加費は次回へと振り替え、またはご返金とさせていただきます。

【キャンセルについて】
開催日7日前より30%、開催日3日前より50%、開催日前日より100%
※振り込み手数料を差し引いた額をご返金いたします。

主   催 :韮崎市・㈱まあめいく
共催・運営 :Gofieidアソシエイツ
協   力 :ほくとトラベル(山梨県知事登録旅行業第2-256号)

【申込】
GoFeildアソシエイツwebサイト、もしくはメールにて承ります。
その他詳細もこちらをご確認下さい。
・webサイト:http://www.gfjassociates.com/event/event180818/
・メール:info@gfjassociates.com 
     件名に「仙丈ケ岳」、本文に氏名、電話番号、住所、生年月日を明記ください。

【問合せ】
・GoFeildアソシエイツ:03-6718-2855
・韮崎市「山NOBORO」事業担当:0551-30-4321(登山イベントの件とお伝えください)


三ちゃんと山NOBORO~

2018年6月13日水曜日

乾徳山

岩場、鎖場をどう通過するか!ということで乾徳山でした。山頂手前の岩場がいい練習になります。前日までの雨が止んだ朝。東側が降雪で白くなった富士山が奥に見えます。もと牧場だった大平高原がスタート。この気持ちのいい高原が変化しようとしている写真は、最後に登場します。


道満尾根を越えて山頂方面が見えました。


国師ヶ原に下り、高原ヒュッテという名の避難小屋によりました。トイレがあるのですが土足禁止なのが難点です。


扇平のカヤトのレンゲツツジ


サラサドウダン 更紗灯台 岩場の始まりの矢印は左⇦を指しています。岩にダイレクトに赤でスプレーされています。 


赤のスプレーの方向が今度は右⇒です。こういう岩場は慌てないことです。じっくり周りを見て、自分の身体、体重は足で支えるんだとあえて意識したほうがいいです。真っすぐ上るという意識ではなく、周りを見てより楽に行ける場所を選択したほうが良いです。あと多くの人が使っているスタンスは土がついていて色が変わっていることが多いです。


赤のスプレーの⇒の先。岩場をなるべく負担少なくというルート取りがなされているので、山頂に真っすぐ行くわけではありません。弱点を突いているので必ずしも山頂方面にいつも向いているわけではないのです。岩場の弱点を進んで行きます。ちなみに写真の先は梯子が設置されていて一旦下ります。


山頂直下の有名な鎖場。カラビナとスリングを使って安全に登ることが出来るということを実践していただきました。


乾徳山山頂


NHK「小さな旅」からの抜粋です。

乾徳山の魅力は、山頂付近の岩場。多くの登山者は、
岩登りを目的に訪れます。登山道には2か所の鎖場が
そのひとつは、高さが20メートルほどもあります。
また、山の石は、“ 乾徳石 ”と呼ばれ、各地の日本庭園の
庭石としても利用されています。今は山崩れを防ぐため、
石を運び出すことはできませんが、長い年月をかけて
できた趣ある、そのたたずまいを楽しむために訪れる
人もいます。


やぶ山慣れした登山者なら容易に行けるくらいのトレースがありました。


NHK「小さな旅」からの抜粋です。

夢窓国師座禅窟 乾徳石
修験の山としても知られる乾徳山。ふもとにある名刹・
恵林寺は、乾徳山を山号とするなど、深いかかわりを
持っています。それは、恵林寺を開いた鎌倉時代の
禅僧・夢窓国師が乾徳山で座禅の修行をしたと伝え
られているためです。修行の場所は、山頂からさらに
先へと進んだ岩壁にあり、“ 夢窓国師座禅窟 ”と呼ばれて
います。今も恵林寺の住職はその場所を訪れ、祈りを
ささげています。


こんなものも落ちていた断崖絶壁です。修験者が投げたものでしょうか?


日差しが夏の様です。奥に黒金山でえす。


ウラジロヨウラク 裏白瓔珞 ようらく瓔珞は仏壇の飾りだそうです。ピンクのもっと濃いもののほうが多かったです。


見事な山ツツジ。


白がきれいだったフタリシズカ。


今年は豊作と予感させたヤマブドウ。


下りは迂回下山路をとりました。なかなか厳しいルートでした。、まるで川の中の急傾斜の難しい道でした。


国師ヶ原の避難小屋に戻ってきました。いかにも高原という風情の気持ちの良いところです。


大平高原に戻ってお終いなのですが、この景色です。太陽光発電の工事が盛んに行われています。元牧場なので樹は生えていませんでしたが、この工事が災害をもたらすかもと思いました。とんでもない雨が降るかもしれない最近の気象現象です。広く平らな高原は高度を下げるに従い沢に集約されます。その沢を縫うように様に高原に上るための林道が走っています。そんなに遠くない将来に災害にあって通れなくなってしまう林道かもしれないと思った山行の最後でした。


2018年6月11日月曜日

饅頭峠Fielder

雑誌Fielderの取材で饅頭峠で地図読みでした。饅頭峠周辺の地形は地図読みにはもってこいの地形で、コンパクトな範囲に変化のある等高線が次々に登場します。度々この場所で地図読みをするので、ガイド仲間では「饅頭峠専属ガイド」なんて茶化すやつもいるほどです。雑誌Fielderの編集者の話は、地図が読めるというのは基本中の基本なので今回は基礎的なことからしっかりした記事にしたいということでした。
まずは机上講習ということで、JR韮崎駅前の市民センター❛韮崎ニコリ❜の会議室。


韮崎駅前から移動して約20分、茅ヶ岳登山口駐車場がスタート。なんとも太陽光発電のパネルが無残な景色です。何度も同じ場所でやっている地図読みです。お伝えするベースは変わりませんが、僕自身も毎回いろんな気づきがあるので少しづつ変化があります。スタート地点周辺は傾斜もないので観察すればするほど等高線一本一本に変化があり、とても興味深い地図読みができます。


この日は雑誌Fielderの取材の様子をBS日本テレビが取材するという複雑な流れで、テレビカメラも同行しました。BSの番組は深夜枠の30分番組だそうで、いろんな雑誌がどう作られていくか・という内容の番組だそうです。


コアジサイがいい香りでした。


テレビクルーは地図読み講習の内容に興味はない感じでした。雑誌Fielde編集長の川崎さんが何を確認したかの説明をしているのですが、ディレクターさんはいまいちのノリ。立ち位置が違うのでこういうのは難しいと思いました。


主稜線に上がって気が付いたこと,鋸で切られた木です。この稜線は山梨特有の恩賜林の境界ですが、最近モトクロスバイクのルートとしてバイクが走り抜けてます。そのバイカーが切った切り株だと思います。このフィールドでバイクの人たちと地図読みの僕らがそれぞれの楽しみを共有できるとは思えません。自分たちの楽しみのためにルート脇の木まで切り始めたら問題になるでしょう。誰も何も言わないとバイカーはエスカレートしていくというのは自明の理です。


こんな資料をベースに等高線の確認、地形との照らし合わせが進んでいきます。雑誌Fielder編集長の川崎さんが持つ松の葉はやぶ山三ちゃん流です。地形図のポイントを指し示すのにばっちりな松の葉です。


テレビカメラと雑誌用のカメラ。地図読み実践の記事をわかりやすく説明するためのショットです。


山椒の実がもうこんなに膨らんでいて、ちょっと口に含んでピリッとした辛さを楽しみました。


クロモジが多い尾根の中で、数少ないエゴノキの花が咲いていました。


後半は地図読みをしているときに絶対的な指標になる三角点を目指していただきました。テレビカメラがそれを追います。


三角点「三之蔵」。まだ春の時は樹木の葉が茂っていなかったので、どこか見晴らしのいいところに行きたいというテレビクルーのリクエストにこたえる意味で、この三角点に来たのだけれど葉が茂ってしまい叶いませんでした。


三之蔵三角点920.6mから、饅頭峠三角点1034.9mの東の約940mの駐車場に戻るという展開になり、どうトレースするのが合理的か?となり話し合いました。三之蔵三角点920.6mのすぐ横に林道が走っています。林道を行くか?より合理的なルートはないか?二択なんですが、昔から多くの人が尾根を使って移動していたということの説明、林道がどうして合理的ではないか、ということを説明しました。ここでは説明しきれませんがそういうものです。ごめんなさい!


尾根筋から饅頭峠に戻ったら、やっぱり饅頭石を探すという展開になりました。結構はっきりした饅頭石を見つけられてホッ!


饅頭峠から駐車場はすぐですが、例のソーラーパネルの工事、崩れにくいように石垣の工事が盛んに行われていました。


やっぱこの景色が山行の最後ってのは受け入れがたい・・・


気分転換も含め、地図読みのフィールドから離れて「銀河鉄道展望公園」に移動。ここで山座同定を中心に韮崎の景色を説明して、ごちそうさまとなりました。


2018年6月8日金曜日

大無間山

大井川源流部や南アルプス深南部と呼ばれるエリアのアプローチはため息が出るほど遠いです。富士川沿いを南下して静岡に出てそして北上。大井川上流の井川への富士見峠を越えて目の前に飛び込んできた景色です。三つのゆるやかな稜線のつながり、左から三方嶺2150m、真ん中が大無間山(だいむげんざん)2329.6m、右が小無間山2149.7m。手前の長い尾根を従えているピークが卯山(うやま、でいいと思います)、1676.5m三角点峰と、1712m標高点峰の双耳峰が卯山です。


大無間山は日本二百名山の山で、普通は田代の諏訪神社から長い尾根を北上します。途中に避難小屋もあるのですが、鋸歯と呼ばれる崩壊地を通過しなければなりません。崩壊地の手前にもP4~P1まで傾斜の強いアップダウンが続きます。PはピークのPです。鋸歯の通過がとても厳しいので別なルートはないかと地図を見ると、小無間山の北東の尾根が良さそうに思えました。明神谷にかかる明神橋横のラダーがスタート。


送電線の巡視路として整備されている尾根の末端です。ルート全体の核心はこの尾根の急傾斜の末端なのでありがたい巡視路です。標高約1300mの稜線に上がってしまえば終わる急な斜面です。


整備された巡視路とはいっても、とても急なので両手を使うようなところもあります。


畑薙第二ダムが手前で、奥が畑薙第一ダムです。奥の稜線が南アルプスの主稜線で、右から茶臼岳、仁田岳、易老岳です。


ヒメシャラの大木がたくさん見られました。やっぱ静岡の山だと思いました。


以前は登山道として使われていたかも?と思わせる標識。もちろん判読不能でした。


鋸歯の問題の崩壊地が見えました。P1と小無間山の間です。


以前、大無間山の花という記事を書きました。同じ時期なのでイワカガミを楽しみに登ってきましたが、標高約1800mあたりはもう花は終わっていました。 


鋸歯がはっきり見えました。


送電線巡視路が終わってもトレースは続いていて、マーキングもたくさんありました。一応地形図をチェックしながらポイントを押さえて登ってきましたが、マーキングを追っても登れそうな感じです。特にこの白のビニール紐はしつこいくらいでした。


小無間山山頂。2149.7m


いよいよイワカガミかと思ったのですが、どうも一斉開花とはいかなかったようです。


イワカガミの開花は株によってバラバラみたいで蕾のものが多かったです。今年は全般的に山の花は早いと言われていますが、大無間山のイワカガミはイマイチの年の様です。ちょうど名前の由来のテカテカの鏡のような葉っぱの写真。


でもこの時期の大無間山の主役はイワカガミです。


山頂手前の展望台。本当は光岳方面が見えるのですが残念・・・


山頂が見えました。ゆるやかですがまだちょっとあります。


バイカオウレン。梅花黄連


途中で追い越された富士市からのご夫婦のテント。


大無間山山頂


大無間山一等三角点柱石。奥になぜか犬釘がありました。犬釘は鉄道のレールを枕木に固定する釘です。


同じルートを下山です。そう日帰りにトライしました。ただ登りのペースが思ったほどではなく時間がかかってしまいました。ガスが立ち込めて幻想的なシラビソの森。



イワセントウソウ 岩仙洞草


日没間近を知らせるように一瞬ガスが晴れました。


標高約1300mからの下りがこのルートの核心です。送電線の巡視路として整備されていますが、絶対落ちることができない傾斜です。そこをヘッドランプをつけて下りました。
小無間山北東尾根は大無間山のアプローチとして十分使える尾根でした。