2018年2月6日火曜日

浜石岳

薩埵峠を後に浜石岳を目指しました。ミカンと青空、冬本番とは思えないさすが静岡!


ミカン畑とビワ畑の急な斜面の農道を登って行きます。道端に落ちていた真ん丸のミカンを道に転がすと、遥か見えなくなるまで農道のアスファルトを転がって行きました。まるでパチンコゲーム!しばし童心に帰った皆さん。


青い空と青い海、浜石岳を目指しています。僕も初めての浜石岳です。地形図を注意深く見ながら登って行ったのですが、どうも地形図には記載のない新しめの農道もあったりして分かりにくいアプローチでした。


農道からいよいよ登場の登山道。


畑の中のジグザグの道は、正しく畑の中の道。使われているのかどうかが怪しい作業小屋がいくつも登場しました。


やっと山道らしくなって、地形図上の等高線の変化と実際の地形が一致してきました。迫力のある竹林が続きました。


徒歩線ベースで指摘します。右から左上に登って行きます。黒いマーク「尾根をまたいだところ」そこで尾根をまたぎますよと発言しました。その先はほとんど等高線に沿って登歩道があるのでフラットな道ですよと発言しました。緑の丸は竹林が濃かったフラットな登山道。上の黒いまるで「Tさん待って、コルですよ」と僕が指摘したところ。その先の登歩道は実際に歩いたのが黒い線です。


その先は傾斜がなくなり、加えて尾根と谷が複雑でわかりにくかったところです。そんな時上空に張られた送電線の存在は、現在地確認に大いに役立ちました。


僕の読みが甘かったというのもあり(楽観的なペースを設定してしまった…)、由比の街で桜エビ絡みの昼食にしましょうと言っておきながら、お昼になってしまい「お腹がへって休んだところ」と言う展開になってしまいました。その先×印、地形図上ではいったん左の沢に下って沢を登って稜線に出るという表現の登歩道でしたが、「実際の登山道」と書いた主稜線の赤線を歩きました。こういったことが地図を読めるということです。「実際の登山道」の先に一番急だったステップの登山道が登場します。


この分かりにくい、とっても難しい地形の尾根と沢を色分けして展開してみました。地図読み上級編って感じの地形です。この先でいよいよ浜石岳の登りになるわけです。



地図読みしなくても整備された登山道ではあります。


一番急だったステップの登山道の写真です。急なのでトラロープもありました。


高みに進んでいよいよのハイライト。雪は全く問題にはなりませんでした。


一歩一歩進んで、いよいよだ~!


富士山登場!ジャ~ん!という感じでの登場なので気分は最高です。薩埵峠から延々北上して高みを目指した登って来ました。山頂のふくらみに立つとこの景色、最高でした!


本当に展望の山でした、素晴らしい!


由比の街を見下ろしました。


清水港と三保松原。日本平のふくらみも見えています。


ちょっと遅くなってしまったし、車道を延々と歩くよりは早く桜エビじゃんと、タクシーを呼んだのですがうまくコンタクト出来ず、漁協の食堂で桜エビを堪能したかったのに叶いませんでした。由比の街でランチタイム外ならここしかないというお店に行きました。


メニューの選択が難しいのですが、絶対美味しく堪能したいとあれもこれも…


僕はテンコ盛り丼です。


桜エビの街由比。今は休漁期ですが。お腹も満たされ東海道本線由比駅から興津駅に向かいました。


興津駅前の薄寒桜(うすかんざくら)。日米友好のシンボルとしてワシントンに送られた桜は、静岡市清水区興津にある「果樹研究所カンキツ研究部興津(果樹試験場)」で生産されました。日本に残った桜の苗木は興津で薄寒桜として見ることができます。この日、2月4日はその果樹試験場の年に一回の開放日。この山行の最後は果樹試験場の見学という予定でしたが、浜石岳までの長距離の登山道にしっかり時間がかかってしまい(僕の見立てが甘かった…)、見学は叶いませんでした。東海道興津宿、侮れません。


帰りにまたまた薩埵峠を車で訪れ山行の最後としました。


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