2021年7月11日日曜日

王ヶ頭ホテル

2泊3日の美ヶ原ロングトレイルの山行はかなり珍しい内容でした。美ヶ原山頂部には車で行けること(一般車は無理)、いわゆる山小屋というよりホテルと言っても良い宿泊施設が3つ存在すること、それ以外には避難小屋も含めて山小屋がないエリアなのです。最後の牛伏寺まで1泊目の王ヶ頭ホテル、2泊目はオリジナルのテント泊。人気の高原ホテルの次がテント泊っていう山行。なかなかこんな山行はないわけで、ご参加いただいた方に感謝なんです。


大きな王ヶ頭ホテルの建物と電波塔が林立する王ヶ頭山頂です。


王ヶ頭ホテル入り口。

ロビーとフロント


ホテルに到着した時のサービスはウエルカムドリンクというリンゴのスパークリングでした。とても飲みやすいアップルスパークリングで駆け付け三杯。王ヶ頭ホテルに泊まるのは圧倒的に普通の旅行者です。このホテルに泊まる人はきっと僕らのような登山者と、それ以外は登山というものは全く知らない観光客。誰でも来れる場所。山梨でいえば富士山の五合目でしょう。


部屋への廊下には美ヶ原の風景写真。四季の美しい写真です。


そして夕食。美ヶ原山頂のホテルなので、下界の宿とは勝手が違うこともあるかもですが、素晴らしいスタッフさんたちがフォローしてくれるので安心です。


夕食時の箸に印されていた王ヶ頭ホテルのマーク。


2000mという標高で泊まれる宿泊施設は山小屋バージョン以外にいくつもあるでしょう。例えば中央アルプスの千畳敷、立山の室堂、富士山五合目などですがやはり王ヶ頭ホテルは全く違いました。山屋感覚で泊まった僕はこの夕食に2時間かかったということでこのブログ記事なんです。


前菜が運ばれただけでびっくりでした。こだわりの地産地消のオンパレード。高級食材ではありません、地場産の身土不二。説明されたけど忘れてしまったのでお品書きをトレースします。


食前酒のワイン(塩尻さんだったか?)のあとの前菜のトップバッターのトマトのファルシー。


パプリカのムース


鴨肉のオレンジマリネ


羽二重豆腐


鮎バッテラ寿司。みどりの真ん丸が気になります。


モモの摘果した普通なら畑の地面で踏みつけられる小さな未熟のモモの実のシロップ漬け。ほのかにモモの香りに感動でした。


金糸瓜


小付けのトウモロコシの真丈。


イワナの塩焼きは迫力でした。


吸い物 鯛の潮椀


冷菜 信州サーモンと蕎麦のガレットのサラダ


志賀トラウトと地野菜のしゃぶしゃぶ~ウニ風味仕立て~


二色ゼリー


ローストビーフ レホール添え~グレイビーソース~


生姜ご飯 味噌汁 漬物 


デザート これでおしまい。夕食は2時間かかりました。


翌朝の日の出タイム。星空とか自然解説のツアーもセッティングされているみたいです。


約3kmの距離をポンプアップして確保されている水。


東側がオープンエアーの半露天風呂。ガラスがないだけでかなり自由を感じるって目からうろこでした。


早朝の半露天風呂。すっごく爽快な入浴だったんですが微妙な気分。風呂から上がって朝飯食べたら約8時間行動の山行が始まるわけです。そしてテント泊。凄いギャップ。


ボリュウームの朝食。


美ヶ原の登山道から見た王ヶ頭ホテル。窓のない辺の上が女性用、下が男性用の半露天風呂です。朝食前まであの露天風呂にいたという妙な感覚を持って歩きました。

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