森林軌道の名残の石積み。
雨の日の一日目。雨の降り方が激しくなった最近です。沢地形にも様々な変化がある心構えを持って進みます。
堰堤群は一つ目は左だけど、残りは右から越える感じ。
この特徴的な堰堤も半分以上土砂で埋まってしまいました。
川俣川の地獄谷出合小屋までのアプローチがこんなに厳しいというのもなかなか経験できないと思いました。降雨の増水と荒れた沢ということ。
想定の倍の時間でやっと着いた出合小屋。
焼肉パーティーの夜に癒されました。
翌日は赤岳沢に入りました。この表現の意味ですが、地獄谷出合小屋の上流部々な中級クラスのバリエーションが扇形に展開しています。その中の赤岳沢をチョイスしたという意味で、赤岳沢に入るという表現になるわけです。
山頂、赤岳が一瞬見えました。
狭くてシンプルな赤岳沢です。難しい滝はほぼありません。
とは言っても直登は厳しい大滝。左の草付きの壁からかわします。左上のシラビソの木から若干の懸垂も含めて一連の流れがイメージ出来ると行動がスムースです。それが技術なんです。
こんな感じの小滝が続きます。
滝を登る様子。この写真を見る限り半端ない登りですが、そんなに難しい滝ではないです。
技術的に一番難しかった滝。水の流れの右から空身で登りました。登った後でザックをロープで引っ張り上げました。
こういうのをチョックストーンの滝と言います。滝に岩が挟まってるというイメージ。挟まってるってのがチョック。越えるのは簡単じゃないです。
生々しい自然。
源流に近いんですが、厳しい登攀は続きます。
絶対に落ちることが許されない草付き登り。ロープを使えば安心のクライミングってわけではない草付きクライミングです。スポーツクライミングではないので、絶対に落ちることは許されません。確実な技術が求められます。
赤岳沢を源流から稜線に出ました。赤岳南の竜頭峰手前に出ました。
こんな標識があれば一般登山道。一気に気が緩みます。道があるという安心感。
真教寺尾根の下降点。
東の空を見ています。夕暮れが迫っていました。夕陽に影赤岳がでっかかった。
夕暮れのあまりにきれいな景色。
左の県界尾根と右の真教寺尾根。まだまだって覚悟の景色。
天狗尾根の大天狗が気をつけろよって言ってくれているみたいな夕暮れ。
無事に下山に感謝でした。お疲れさまでした!
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