国道341号線の新玉川温泉分岐を過ぎると柳沢林道の入り口です。ここを起点に赤水峠を通り赤水沢を下り桃洞沢を目指す予定でした。戦前までは赤水沢から赤水峠を越え、玉川温泉の湯治に人々が通ったという古道です。この時はまだ秋田県内のクマ被害のことは意識にありませんでした。「クマによる人身事故防止のため入林禁止」という文言
新玉川温泉に快適に泊まった翌朝、国道341号線を走って気が付いたこと...道路脇の駐車スペースがことごとくトラロープで封鎖されていました。すべての駐車スペースに「クマによる人身事故防止のため入林禁止」の文言。
国道に何か落ちていました。
車を停め間近で見てみると生々しいクマの糞です。こんなのが3個も国道にあったので速攻で入山を諦めました。桃洞沢と焼山登山はキャンセルしたわけです。
ツキノワグマ、写真は以前野呂川の両俣小屋に向かう林道で出会ったツキノワグマは直線距離で約20mでした。
入山をあっさり諦め、玉川温泉の自然観察路を歩きました。玉川温泉を知ることに目的を変えたわけでした。

温泉がそのまま川になっていて、手を水面に入れてみると温かい川の流れでした。
いろんな温泉に行くことがあるわけですが、湯治とか岩盤浴とか聞きなれないフレーズが登場するわけです。玉川温泉です。暖かい地面に寝そべるのが岩盤浴なのかと思ってみましたが、どうもそうじゃないとわかったのは写真の地面は暖かいわけじゃなかったからでした。
公式に認められているわけではないようですが、地面から放射線が出ていて、それ狙いだというのは寝そべっている都内からの女性が説明してくれたからでした。彼女はガイガーカウンターを持っていてその数値をもとに寝そべる場所を決めていると話しました。以前ガンに侵されそのリハビリだと言っていました。民間療法のガンの放射線治療だとも言っていました。
たくさんあったコアカミゴケという地衣類。特別な場所に生息する地衣類でしょう。
玉川温泉の玉川はかなり難しい歴史を持っています。強酸性の温泉で玉川毒水と言われてきた川の流れは、田沢湖との関わりがあります。田んぼも作れないくらいの強酸性の水を田沢湖に入れ中和して下流域の稲作に利用しようとしました。ところが田沢湖に入った玉川の強酸性の水により魚も住めない死の湖になってしまった田沢湖という展開。それで今でも酸性を中和する施設があるわけです。死の湖と、昭和の初めに移植されて生き残った山梨西湖のクニマスという流れは玉川の強酸性の水のせいです。PH1.2という酸性の玉川です。
黄色いのは硫黄の結晶です。
自然観察路で見える噴気孔の様子を動画でとりました。すごい音なので音量には注意してください、約10秒です。
源泉の大噴(おおぶけ)。すごい勢いで噴出していました。温度が98℃だというのも驚きです。
こちらで寝そべっている人たちは放射線治療ではなく暖かい地面ねらいです。岩盤浴も種類があるんですね。
源泉の大噴(おおぶけ)からすぐに玉川温泉の施設に入ります。98℃を冷まして施設に温泉が入っていきます。
湯治目的の人は何泊もします。写真は玉川温泉の建物です。
中途半端な時間になってしまい、秋田から岩手に移動することにした途中、八幡平アスピーテラインから見えた畚岳が見え、とても立派な山容だと思いました。きれいな形の畚岳は秋田県側から見ることが出来ます。
八幡平アスピーテラインの最後で見る岩手山の山容です。6月に裏岩手の縦走をしたので感慨深い景色でした。
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