この日の最低気温―15℃
冬バリ(冬山のバリエーションの意)に行きたいとリクエストをもらってました。
今年はすごいですね、平地の気温ですが、3月から20℃越の日が何日もあります。
火曜の朝は冷えました。前夜うっすらと雪も降りました。
八ケ岳の阿弥陀岳です。朝日が当たって神々しいくらいです。
右の斜めになった城塞のような岩が北西稜、ピークの中央左のちょこっと岩が見えるのが北稜。
まずはここを目指します。
北稜ジャンクションピーク
行者小屋を過ぎて文三郎の途中から右に行き北稜方面へ。ジャンクションピークは北稜つながりなので本当は末端から行くべきなのでしょうが、トレースの誘惑に負けました。
中岳を見ると光のいたずらのような景色。太陽はありがたい!
中岳と阿弥陀のコルです。
雪とダケカンバのコントラストは大好きです。
吸い込まれるような青空に向かって苦しい登りでした。登り切って北稜の稜線に入ります。
こんな感じの岩登りが2ピッチ。初リードの達成感がちょっと入った笑顔がいいね!
高度感という言葉
面白い雪庇
2ピッチの岩が終わると雪稜になり、最後は急な雪面。この日の天気は最高でした!
飛行機雲と競争するようにアイゼンを利かせて登ります。
なんだか信玄公祭りに参加しているようないざ出陣!みたい
阿弥陀の山頂から下りながら振り返ったら、後続のパーティーが阿弥陀の北稜の最終ピッチに取りついていました。
スカイラインの岩を登った後です。
阿弥陀の一般ルートを下ってますが、北稜の最後と変わらない傾斜です。結構やばいところです。
下り着くとこんな感じ。
美肌の雪稜ですよね。
阿弥陀から見た赤岳です。
真ん中に文三郎道が見えていて、上の方でちょい左が南峰リッジ、その左に赤岳主峰、さらに左にショルダーリッジ
いわゆる赤岳西壁というのですが、写真は細かいのがありません。デジカメがいかれていて赤岳主稜を登っている写真は何故か接写モードになっていてみんなピンボケ!残念!
中岳から文三郎に合流して少し下るところです。
このあと文三郎道の途中から赤岳主稜に取り付いて2時間半登って赤岳山頂。
全部で何ピッチかは忘れましたが、午後になって中間部の岩が解けてグラグラだったのが怖かったです。
帰りの行者小屋の下からの赤岳西壁
この日は最後ヘッドランプのお世話にはなりませんでした。
冬バリデヴューで2本もこなして充実した山行になったと思います。
でも半分くらいは春が入ってたな~!
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