峰の松目というのは八ヶ岳の硫黄岳から西に延びる尾根上のピークです。八ヶ岳はピークがたくさんあるという意味だと思っていますが、それでもあえて八ヶ岳の8はどこ?という時に入ったりします。例えば、赤岳、権現岳、編笠山、西岳、横岳、阿弥陀岳、硫黄岳、そして峰の松目という具合。
美濃戸から赤岳鉱泉に行く真ん中くらいから、左に入るのが峰の松目沢です。アイスクライミング初級のルートのようです。というのは、アイスクライミングをしようと思って山に来たのは30年ぶりな三ちゃんでした!
朝焼け後の美濃戸
荒れる予報が出ていましたが、昨日で終わったみたいでした。とにかく綺麗!
ノ―トレースで初めてのところに行ったから、地形図をよく見て行ったにもかかわらず道間違い!
となりの沢で、深いところはももまでのラッセルでした・・・
それでもこんな素敵な非日常があるのが冬山です。あまりにきれいで感動!」
まあ何とかなるさと車にスノーシューを置いてきたことが悔やまれました・・・
スピードと体力の競争みたいになるつぼ足のラッセルも嫌いではないのですが!
まぁ、間違えた沢に入っているとは思いましたが、目の前に現れた滝があったので30年ぶりのアイスクライミングはここからスタートと決めてチャレンジ!見栄えしね~!
なんだか今日はまわりがやたら綺麗!
赤岳と横岳がこの角度だとこんな感じ
間違えちゃったからもう帰ろうと思って下山を始めて、それでもほんとの峰の松目沢こっちかな?と無駄にラッセルしていたら目的の沢に合流しました。こいつはF1です。(FallのF、下から登って行って初めに出会うやつがF1)
これはF2。この滝の下部でセルフトレーニング、何度か登って下って、アックスの効き具合とアイゼンの前爪の感触を確かめました。今の道具はアックスに関してはとてもよく効くので安心です。勝負は、いつもの足の効き具合だと思いました。
ちょうど真ん中ぐらいのところで穴が空いていて水が流れてました!
なんだか怖くなって一度はクライムダウンしたくらいです。まぁ何とか超えました・・・
F2上の懸垂の支点。こいつを使う時は50mのロープが必要です。
先行パーティーが見えました。今日峰の松目沢に入っていたのは全部で4パーティー。
ベテランさんと初心者のパーティー。発リードという言葉が出ていたのが初々しい。
だんだん空が曇ってきました。今日は風が優しくて助かった。
赤岳と中岳と阿弥陀岳。
こいつはF8。バーチカル。混んでいたのでここでおしまい。
他のパーティーの登りを観察。だいたいわかりました。何が大事か。フットワークです。
フットワークがしっかりしていないとアイスダンスは踊れません!まさしくダンスって感じです!
この道具も使えなくては駄目でしょう。この日あった人は、ダイナミックビレーをしてました。バーチカルでなければ大丈夫だそうです。アイスは道具の進化がすんっごいです!
懸垂下降3回とクライムダウンで下りました。下の写真、一瞬びくりとしたのは木の枝に乗っかった雪が大蛇に見えたのでした。
なんとこんな人も・・・スパイク付きのマウンテンバイクです。
駐車場は満杯。全国いろんなところのナンバーでした。山小屋も営業しているし、いろんな楽しみ方が出来るので入山しやすいのでしょう。
アイスクライミングも面白いです。でも基本クライミングのシステムがわかってないととんでもないことになっちまうのは毎度同じです。
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