前日からの続き。いろんな‘つもり’が積み重なって、準備不足と天候の条件が失敗の原因!というのが反省点です。
どんなところでも、手持ちの装備でなんとかなればいいですが、作戦がちゃんとしていなくては対応できないし、モチベーションも上がりまっせん。サバイバルには勝てても目標は落とせない・・・
元旦でした。この日はまあまあの天気と読んでましたが、朝から雪と風・・・まわりが見えません。
大唐松山の山頂までも思いのほか時間がかかり、その先は傾斜が落ちたものの乾燥粉雪はふかふかして踏ん張りが利きません。2580m標高点の手前で敗退決定。というのも翌日の予報が標高の高いところは暴風ということが言われていたからです。かりに時間がかかって森林限界手前でテントを張ったとしても快適ではないし、翌朝凄まじい風で前もよく見えない中、農鳥のだだっ広い尾根をこなせるか?というのもあります。戻るにしてもとても長いので傷口を深くしたくなかったというのもありました。富士山の予報は風速40mでした!
敗退してもどった大唐松山の山頂
ぱっぱと下山を決めた理由のもう一つは、登った時のトレースを使うというのもありました。
それでも風の強いところはトレースも消えていました。強風が起きるたびにへこみました。
ここは滝ノ沢山との分岐。尾根は直角に南に曲がります。マ―キングがしっかりされていてホッとします。雪山だとマーキングがうるさいとか何とかは、棚上げ!利用できるものは何でもです。正直ありがたいです。
2094mの標高点で決定的なミスをしました。同じ景色ばかり続いてまわりが全く見えない状況で、感覚だけで下ってたら90°違う東の尾根を下ってしまったのでした。標高差で200m近く下って全く現在地がわからなくなってしまいました!まだまだ下まであるので、適当に下るということは許されません。基本に戻って、下った尾根を地図上で現在地がはっきりしたところまで戻りました。そこまで戻って感覚ではなくコンパスを出して進行方向の角度を確認して下りなおしました。
雨池山が雪の中うっすら見えた時は安心しました。
安心したけど時間もなくなってまたもテント泊。うまく風の影響を受けない窪地を雨池山の手前に見つけて焚き火なんかをしました。それでも寒かった!
翌朝です。風はあるものの太陽光線はほんとにありがたいし、救われます。
雨池山にこんな標識を見つけました。なんか昭和ですよね。
標高1700mくらいのアセビのトンネル
3000mのところは吹雪いているようでした。
導水管手前のところは、要注意です。転んだら落ちる傾斜です。
奈良田第一発電所、開運トンネルの手前の駐車場の車は半分に減ってました。
帰りに甲府盆地から見た雪雲の中の農鳥岳と手前の大唐松山です。
わかりにくいですが、写真のちょうど真ん中くらいです。大唐松山は黒い三角。
なんだか今回は山にまだ修行が足りないからもっと精進しろと教えられたようでした。
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