2015年12月6日日曜日

日向山地図読み

日向山地図読み。マジ面白かったです!ご参加いただいたのは3人のうら若き女性。登山者たるもの地図ぐらい読めなくてどーする、と根性のすわった方々でした!その向上心、素晴らしいと思いました!合流して白州に移動して、地図読みのスタート。はっきり言います。やぶ山三ちゃんの地図読みは濃いんです!
いつもとは違う感じに、林道を無視して地形図と地形だけを見て登り始めたら、お出ました山の神の石祠。登り初めに昔の山の民の痕跡に出会うというのはモチベーション上がります。


ワクワク感に群がる女子!


女子がワクワクで見つけたマユ。ウスタビガのマユ。「天蚕(てんさん)」と表現される高貴な繭。失礼しました、これから糸は取れません。天蚕はヤママユガ。


地図読みだけじゃないっすよ。今から50年くらい前の痕跡も登場します。これは炭焼き釜の跡。


 大人気の日向山。山頂から真東の尾根のピストンというのが多いと思います。地図を読めるということが前提になりますが、矢立石からの一般ルートではない尾根から登ることができます。 地形図の北東に伸びる尾根です。こいつがなかなか味わい深い尾根なんです。読図必須です。

1221.5mの三角点。点名「田沢川」。群がる女子。いい感じです。登山道のない山の中で三角点の重要性を理解している方々!石柱にコンパスが置かれているのは、何等三角点と書かれている石柱の面が南を指しているのがルールと言ったからでした。確かに南を指している!


尾根上の立派なブナの木に、畏敬の念を感じている女子!


日向山の山頂に近づいているところからの景色。雄大です!


山頂に来ると出会える甲斐駒の眺め!すっごいですよね!見えているのは黄連谷です。

なんか最近定番になってしまった、昼飯のツエルト!とにかくあったかいんです。ナイロン生地一枚の、こっちとあっちは、天国と地獄と表現していいくらい違います。風対策ということです。この中で4人の人間が昼食をとりました。


いざ下山。このセクションを担当した方がはっきり言って何も考えずなんとなく下山、ありがとうございました。間違えたほうが理解度が上がります。確認できるところまで戻っていただいて、地形と地形図の説明をしてもう一度トライ。


リセットした場所が、日向山の三角点。写真が日向山の三角点です。


この尾根、結構侮れません。生き物の気配がいっぱいあります。これはブナの木の洞にあったブナの実の写真。リスでしょうか?ブナの実を集めていました。


一か月前にはなっかた、倒木に群がる女子。こういうのに注目する感覚はいいと思います。なんだよ!どうして倒れてしまったお前さん!って感じです。みんな心温かいから倒れた木にすり寄るんでしょう。


倒れた木の根元で活動していた歯が半端ないアリ。


大きな樹にも出会える尾根です。大きいので、各種サイズの洞もあります。


地面はまだ凍っていなくて枯葉のラッセルみたいになりました。気持ちいい感じです。


いろんな要素が詰まった山行でした。楽しかったのお言葉はありがたいです。


地図読み、簡単ではありません。何度も何度もご案内しますのでご参加ください!

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