JR中央線、塩山駅のすぐ北にある塩ノ山です。地元の人は塩ノ山ではなく、塩山山えんざんやまと呼んでいます。塩山市、勝沼町、大和村が合併した甲州市の中心です。塩山の名前の由来は諸説あるようですが、塩ノ山の名前の由来がダイレクトに結びついているということです。写真の真ん中に、まるで海に浮かぶ小島のように見えているのが塩ノ山。「四方から見える⇒しほうのやま⇒塩ノ山⇒塩山えんざん」。塩SALTとは全く関係ないです。
日の出を見るというわけでもないのに、早朝から行動。これはちょうど6時くらいの様子。韮崎から塩山に向かっています。昨日までの、冬とは思えないくらいの気温の高さ。今日からは冬型の気圧配置になって寒気が下りてくるという予報でした。山梨の冬は基本晴れです。
麓から山頂までの標高差が約150m。「塩ノ山自然遊歩道」として整備されています。逆にされ過ぎている感があって、この階段上りはいただけません。
山頂
山頂の東屋で豪華な朝食会となりました。
目的は山座同定。冬型の気圧配置になって周りの山々がよく見えるようになって、塩ノ山の山頂からはどんな山が見えるだろう?という検証でした。残念ながら冬型が強すぎて、山に雪雲がかかってしまいイマイチの感じでした。ちなみに、ほぼ中央の三角の山が這松尾というピークです。
古今和歌集(日本最初の勅撰和歌集ちょくせんわかしゅう,天皇や上皇の命により編集された歌集のこと)に登場する塩ノ山ということだそうです。平安時代です。
まだ朝早かったので光の具合が難しい写真です。遠くに見えているのは小楢山1712m
塩ノ山遊歩道全部をトレースしました。ゆっくりゆっくりと。トレーニングとして歩くなら一時間はかからないでしょう。万歩計を持った方のカウントがだいたい6000歩でした。
エルニーニョ現象が天候不順の原因だといわれています。暖冬はあったかいわけではなく、気温の乱高下と南岸低気圧を警告しています。たくさん咲いていたツツジがなんとなく不気味でした。
立派な案内板。
向嶽寺こうがくじ 山号は塩山
塩ノ山の南にある立派なお寺。国宝があったり、国指定の重要文化財がいくつか。お庭がきれいで国指定の名勝に指定されています。塩山のルーツはここです。
昨日はお忙しいところ、早朝よりわざわざ遠くからおいでいただきましてありがとうございました。
返信削除山座同定できてとても勉強になり楽しかったです。山頂ではおいしいお味噌汁をご馳走さまでした。
又、福寿草やオキナ草など見に行きたいと思います。よろしくお願いいたします。