乾徳山2日目。とりあえず朝一で山頂に行って、あとは鎖場を登ったり下ったり。1日目の様子。ちょっと手前から山頂の岩塊を見てみた感じです。ちょうどお1人鳳岩の鎖場を登っています。山頂に至る鳳岩の全貌を意識して見たのは初めてでした。
ひとすじの飛行機雲が気持ち良い5月の青空。
と青空を見ていたら、ヘリのローター音。この色は山梨県警のヘリのはやて。
暫く山頂周辺を飛んでいました。何かあったのでしょうか?後日の報道は何もなかった。
再び山頂。なんとも天気の良い日で、あっという間に人で溢れました。人気の山です。
せっかくのトレーニング山行なので、黒金山経由で大ダオという気持ちの良いコルに行って周回しようとなりました。笹原の鞍部が大ダオです。
乾徳山の山頂周辺は岩だらけです。鎖に梯子、慎重に歩きたいものです。
すぐに樹林帯になりアップダウンが続く登山道。ポツポツと可憐な白い花が登場となりました。
バイカオウレン 梅花黄連です。
途中のピーク、笠盛山。
樹林帯の展望は望めない稜線ではあります。ツガやトウヒの森です。それでも時々、樹高が低くなったりして見晴らしがきく場所もあります。そんな時は決まってこの葉が登場します。クロベ(別名ネズコ)です。
クロベは葉裏が白くない檜、つまり黒檜(くろべ)で、葉裏が白いシラビソ(白檜曽)を白檜(しらべ)と呼ぶのに対応しているわけです。ただ、クロベはヒノキ科ネズコ(クロベ)属で、シラビソはマツ科モミ属です。黒檜と白檜です。別名の「ネズコ」は鼠子で、製材した材がねずみ色を帯びることからの名前。手前にクロベの葉っぱが見えます。その向こうに乾徳山、そして富士山とつるし雲。
そうか!2年前の山行「黒檜山くろべいやま」は正しくクロベの木がたくさんあるからついた山名なんだ!と気が付きました。
黒金山山頂直下の分岐
山頂への最後の登り、残雪が少ない今年ですが少しだけ雪がありました。
黒金山山頂の三角点柱石と、残念な焚火の跡。
黒金山の山頂は展望が良いです。奥秩父のそれこそ一番奥深いところの大展望です。
黒金山から西のカヤトのコル、大ダオという峠。
登山口の徳和に向けて東奥山窪を下ります。沢身に下るのでこの景色をまるで「見納めのような気分で大ダオを後にします。
少し下って峠の大ダオを振り返りました。峠のたわみと青空の景色は大好きです。
マーキングされて整備された下山道ですが、圧倒的にここを通る人は少ないので、ちょっと勘も必要な東奥山窪の登山道です。
こちらに気付かず黙々と登ってきたタヌキ。こちらに気が付くと下流に逃げていきました。
沢筋にたくさん咲いていたツルネコノメソウ。
古い山仕事の道が時々登場しますが、分断されて時々歩きにくい所も出てきます。
ゲート。
下山しました。徳和の集落です。
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