2023年7月23日日曜日

二子山の花

今月のはじめにロープワークが目的で行った秩父小鹿野の二子山です。こんな時期に行ったのことはなかったので初めての花に出会え、忘れないようブログ記事を書きます。


山梨からではちょっと遠いし、ギリギリ日帰りエリアかなと思います。いつも東峰と西峰の間の股峠目指し南の沢沿いの道を歩きます。股峠まであと少しの写真


まずは股峠から東峰をピストンです。樹林帯を抜けると見える西峰は東峰の鎖場通過のご褒美みたいに登場する絶景です。


7月初めの山行で目に付いた花。二子山は石灰岩の山で石灰岩地特有の花に出会えるわけです。調べるとウチョウラン。
 

稜線上でたくさん咲いていたウチョウラン。恥を忍んで言えば胡蝶蘭に名前似ているんですが、コではなくウなんです。胡蝶蘭は花屋さんにたくさん並んでいますが、ウチョウランはなかなかありません。それでも野草から園芸種に栽培されているイメージがあります。


こちらもたくさん咲いていたので気にも留めなかったのですが、小鹿野二子山周辺でしか見られないキバナコウリンカです。石灰岩の山に咲く稀少な多年草。 殆どここにしか咲かないそうで絶滅危惧ⅠB類。クライミングエリアでもある二子山で、小鹿野町も保護を訴えているキバナコウリンカです。


イワシモツケ、これも石灰岩地の特異な花。


こちらは結構どこでも見られるシモツケ



シュロソウ ホソバシュロソウかもしれません。東峰の鎖場の先で数株ありました。


キヌタソウ キヌタ(砧)は、布を打って軟らかくするのに用いる木または石の台とのことだそうです。実の形がこれに似ることからのキヌタ。世田谷区砧も何かそんな繋がりなのか?


稜線でたくさん見た木の花。わかりにくいけど花はハギの花に似ていました。まんまでした、キハギ(木萩)みたいです。


ロープワークの様子。


いろんな山で見かけるネバリノギランの粘りがないノギランです。今まで注目することがなっかったから気が付かないでいたのかもと思いました。そんなノギラン。


咲き始めたニッコウキスゲ


白いギボウシも石灰岩地だからかもって思いました。


稜線の石灰岩の浸食はここでしか味わえない独特のものかもしれません。


魚尾道峠への下り最後の垂直の鎖場。ホールドスタンス豊富なんですが、傾斜に圧倒されるピッチ。


顕著で快適な尾根を下りながら、まるで挨拶されるように東峰と西峰が登場して終わる小鹿野二子山の最後です。

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