群馬県富岡市の富岡アルプスと呼ばれている神成山(かんなりやま)です。神成山というピークはなく、9つのピークの総称です。最も高いピークは西端の吾妻山で、東端の宮崎公園がスタート、西の吾妻山までかわいい感じの縦走ルートです。写真は南側から見た富岡アルプスです。標高差は約100m、距離は全行程で約6㎞です。
群馬県高崎市から下仁田町の下仁田駅(終着駅)までの上信線という私鉄の神農原駅かのはらえき が起点のイラストマップ。
いまだ冬枯れの稜線は展望がよく、翌日登る大桁山おおげた、鍬柄くわがら岳がよく見えました。
オキナグサが見られることで有名な山ですが、今年は開花が遅れているようで、かろうじて一輪だけ咲いていました。
山行自体は短いので、世界遺産の富岡製糸場に行くというのも目的でした。富岡市富岡一丁目というこの壁の向こうがまさしく富岡製糸場の敷地です。
午後になり南岸低気圧と寒気で関東地方に雪が降った午後、富岡製糸場の正門をくぐったタイミングでとても寒くなりました。
詳細は割愛しますが、富岡製糸場の中心部は保存修理の真っ最中でした。
約40分のガイドツアーは一人200円。展示の案内を自分で読んで場内を歩くよりお勧めのガイドツアーです。とても分かりやすく明治の殖産興業としての富岡製糸場の成り立ちを説明してくれます。
お雇い外国人のフランス人のポール・ブリューナ を中心に作られていくわけですが、個人的な興味は渋沢栄一でした。
明治の後の自動織機を見ることが出来ます。この機会は今の日産自動車製ということでした。
レンガ造りの外観がイメージの富岡製糸場です。その成り立ちに渋沢栄一がかかわっていたということに興味がありました。富岡周辺の材料で焼かれたレンガは、渋沢栄一の地元の職人が技術指導したということでした。
世界遺産の富岡製糸場なので細かいことはとても書けませんが、渋沢栄一のいとこの尾高惇忠(おだか あつただ)が初代場長です。渋沢栄一と尾高惇忠(おだか あつただ)は若いころ何度も行商で西上州から峠を越え信州佐久に行っています。その峠越えの稜線は中央分水嶺だというのも興味深いし、富岡製糸場横を流れるのが鏑川で、西上州から佐久に行く峠越えが源流のというのもあじがあります。写真は富岡製糸場から見た鏑川です。
明治のロマンを感じた後で泊まった宿は妙義グリーンホテル。きっと周辺を代表するホテルだったのでしょう。隣接のゴルフ場にリンクするサービスでした。
広い群馬県の西の名産は、こんにゃくと下仁田ネギなんでビミョーな夕食かも?と思っていたら、なんとしゃぶしゃぶ食べ放題!ドリンク飲み放題!時間制限90分でしたけどね。だいたいそんなに食べれませんが…
妙義グリーンホテルの朝。7階の部屋の窓から目の前に妙義山の雄姿でした。まさしく絶景でした!
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