2015年5月5日火曜日

外国山地図読み

岡山県で「やぶ山三ちゃんの地図読み」をやってきました。光栄なことに、Sanyo Culture Mountain Club 山陽カルチャーマウンテンクラブSCMC第17期生の有志の方たちに呼んでいただきました。「登山を基礎より学び登山文化の醸成をめざす」というテーマで活動されています。会員はなんと400名を超えるそうです。岡山の地元紙山陽新聞主催の「山陽登山入門講座」の修了者という基本構成です。今年で18回を迎える登山講座です。

岡山きらめきプラザ

山梨から岡山までは約600㎞。遠かった―!
岡山に着いた夜に読図机上講習をやりました。磁北線をひくことから始まり、地形図のたたみ方、尾根と沢のぬり絵という内容。


翌日、1時間ぐらいドライブして、標高200m台の山で読図です。写真は和気アルプスというご当地アルプスの玄関、和気富士です。今回は登山道が整備された和気アルプスではなく、隣の外国山という山をメインに選びました。読み方はがいこくではありません「外国山そとくにやま」です。
和気
“和気わけ”は人名から来ています。奈良時代末期から平安時代初期にかけて地方出身者としては異例の出世をして活躍、和気町の発展にも大きく貢献した備前国藤野郡(現:和気町藤野)出身の『和気清麻呂(わけのきよまろ)』にちなんで名付けられたようです。清麻呂は楠木正成などとならぶ勤皇の忠臣と見なされることもあり、戦前には肖像画が描かれたお札(紙幣)も登場しました。


全員集合して外国山のエリアに移動。トレース予定の尾根が田園風景の中に見えました。右から左に登りました。


進行方向の確認

山梨で地形図を見ながら想定したコースが使えないことが分かったのは、前日、岡山入りした直後に下見をした時でした。地図ではわからない事情です。このネットはイノシシ除けであると共に、山と言えど私有地なので勝手に入るなというものでした。季節になれば松茸が取れるそうです。


集落の近く、緩やかな尾根の峠状のところ。まいったことに両側にネットです。ところどころ開くようにはなっていますが、それは持ち主の事情です。僕らにはとても分かりずらい・・・


岡山のヤブ

取り付いた尾根にトレースは全くありませんでした。足元の草は羊歯シダです。コシダという種類


岩場も出てきましたが、傾斜がないので助かりました。


北からの外国山

ヒメハギ


三角点外国山257.4m

モチツツジ 葉や花がネバネバしている所からのネーミング


熱心に地形図とにらめっこ。尾根と沢です。ピークとピークの間にあるのがコル、鞍部、峠も同じ意味です。先頭を交代していただいています。先頭を歩くことに意味があります。たくさんのアップダウンを繰り返した後半、コルに目覚めた!みたいなことをおっしゃっていました。ご自分の中で、地形図上のコルと、実際の地形のコルが一致したということだと思います。『コルの女王誕生の瞬間』でした。


後半は若干のトレース、マーキングも出てきて皆さん精神的に少し楽になったようでした。登り始めのやぶが少しハードでした。反省です。


ネズミサシ
たくさんありました。トゲトゲして痛かったです。この木とアカマツと松茸って繋がっているようです。松茸が生える場所にはほとんど必ずと言って良いほどこの木も生えているようです。


下山に使った尾根から見た外国山


見晴らしの良いところで一本。南を見ました。吉井川の流れ。


北東を見ました。やはり吉井川です。この景色、山以外の平野部がもし海だったら、そのまんま小島の浮かぶ瀬戸内海だと思いました。沖積平野ちゅうせきへいやと呼ぶそうです。


いちばんまいったのは実はコイツ・・・
蛾の幼虫だと思いますが、うじゃうじゃいました・・・3種類ぐらいだったと思います。


下山に使った沢地形

尾根を忠実に降りたら激やぶになりそうだったので、最後のコルから沢に降りました。標高差と等高線の間隔から特に問題はないと判断したからでした。最後はやっぱりイノシシ除けのネットがあって苦労しましたが。

集落手前にあった「願掛け牛」 という表現でいいと思います・・・お社はありません。


手前にあるのは備前焼の牛たちです。

 ここにお参りする人は備前焼製の子牛をお供えし、供えてある牛一体を持ち帰って大願成就のあかつきにはさらに一体を添えてお返しするという仕組みの願掛けだそうです。初めて見ました。


天気は良かったのですが、とても暑い日でした。


ご参加いただいた皆さんありがとうございました。


外国山そとくにやま でした。

2015年5月1日金曜日

霧訪山

山頂のオキナグサで有名な霧訪山きりとうさんに行ってきました。
尾根の繋がりでいえば中央アルプスと繋がっていますが、エリア的には美ヶ原から南下した高ボッチと一緒という印象です。中央分水嶺というとらえ方もあります。霧訪山の東は天竜川から太平洋に流れ、西側は松本方面に流れて、犀川に合流して信濃川となり日本海にそそぐ。結構有名な山なのでさっそく団体さん到着。○○ツアー・・・


なんか勘違いしていたのか・・・昭文社の地図抜きで地形図だけ持って行きました。ここのところの変なクセで地図読み山行みたいになってしまった始まり・・・


面白かったのは、送電線の巨大交差点のようなエリアでした。東京電力、中部電力。


鉄塔巡視路

登山道と巡視路、共有しています。季節を感じていただきたく柏餅の登場です。端午の節句


鉄塔も特徴があって、先端に向かって細くなるやつと、広がるやつといろいろでした。そのくらい送電線の交差点がやたら登場します。読図では結構重宝します。送電線の鉄塔は必ずと言っていいほど尾根にあります。送電線自体も自分がどこにいるかの目安になります。地形図上では鉄塔は表現されていませんが、送電線は線で表現されています。線が屈曲している所は鉄塔です。下の鉄塔は東京電力のもの。万歳しています。


シハイスミレ


マルバスミレ


地形図に登山道が、徒歩線がほとんど入っていないという珍しいエリアでした。地形を見ながら状況判断をしました。


ヤブレガサ


送電線と八ケ岳方面


人の顔に見えた・・・

味わいのある道標


ヒゲネワチガイソウ


またしてもカタクリ登場


エイザンスミレ


ヤマブキ


ニリンソウ


大柴山から霧訪山に続く稜線上にはフラワーロードがあります。


カタクリとニリンソウの競演。とっても素敵な所です。


柔らかいカラマツの新芽


地形図上で現在地同定がわかりやすい送電線


美人のカタクリ

霧訪山山頂 


保護された、数少ないオキナグサ


オキナグサ


オキナグサどアップ


オキナグサ


一番大きな株 


こんな季節になりました!


砂防堰堤の水のたまりにうつった山がきれいだな~と見ていたら、何やら気配が・・・


カモシカ。左の後ろ足、怪我をしているようでした。


山の神自然園

沢筋のニリンソウは、尾根のニリンソウよりも元気で立派です。


エンレイソウ


終わってしまったミズバショウ。


ここの整備は、地元の「下西条みどりの会」の皆さんがなさっているそうです。会長さんにお会いしました。手作り感いっぱいの道標や遊歩道の整備、霧訪山情報の発信などをなさっているそうです。


登り始めて尾根筋に上がったところで熊を見かけました。大柴山コースの最初の鉄塔のずっと手前、西の方に駆け下って逃げて行きました。そんな情報も会長さんにお伝えしました。

2015年4月30日木曜日

伊吹山募集2015,5,4


 伊吹山

・日時集合 : 5月4日(月) 午前8時30分  JR東海道本線 近江長岡駅

・ルート  : 伊吹山上野登山口-三宮神社コース-伊吹山山頂ピストン-伊吹山上野登山口
       
        標高差約1160m 距離約10km 行動時間7時間予定 

必要な装備 : 登山靴、ストック、雨具、 防寒着、手袋、サングラス、ヘッドランプ、昼食、行動食、非常食

お申込みフォーム:こちらからどうぞ!
催行にあたり、同意書は必ず必要です。同意書は:こちらです。  
保険加入も必ず必要です。日本山岳協会の共済をお勧めしています。:こちらです。


2015年4月29日水曜日

岡山で地図読み!


インターネットはインターナショナルということを実感しています。まぁ、国内の話ではありますが。
やぶ山三ちゃんとして地図読み講習を何度もしてきました。これからもやっていくことになると思います。僕のフィールドは山梨、甲斐の国です。地図読み講習は日帰りが基本。じゃあ都内とか、もっと遠いエリアの方が地図読みやってくれ!となったらどうなんですかということ。
今回は岡山の方とのやり取りで、おいらが岡山に行けば、やぶ山三ちゃんの地図読みを体験していただける!となりまして、今年のGWは岡山ということになりました。
岡山の皆さん、自己紹介的に言うと本当はやさしくないやぶ山三ちゃんです。僕のダメなところは、初心者を優しく指導するということが苦手・・・でも精一杯お伝えできることをお伝えする覚悟で岡山に行きます!
このブログをご覧になって近畿中国地方の方がご参加してくださる際は、お電話ください。


 ◇2015年5月1日(金)午後6時 きらめきプラザ 岡山市北区南方2丁目13-1

    簡単な机上講習をします。持ち物は地形図、ベースプレートコンパス、筆記用具


◇2015年5月2日(土)地図読み実践 イモリ岩から外国山

    集合7:00 林病院 岡山県岡山市中区浜472

 地形図を見て、現地に行ったことのない三ちゃんが決めたルートです。はずれかもしれません・・・でも予めルート設定をしたうえで山に入ることによって地図と地形を確認しながら行動が出来ます。
道がないオリジナルで決めたルートを地図読みしながら歩くことによってスキルアップになります!

基本の装備:ザック、登山靴、雨具、ヘッドランプ、帽子、手袋、水筒、昼飯、行動食、非常食、
ベースプレートコンパス、2万5千図「和気、万富」

◇2015年5月3日(日) 烏ヶ山1448m

集合6:00 林病院 岡山県岡山市中区浜472 登山口8:00予定

烏ヶ山に登ることと、岩登りの為ではないロープワーク、雪上歩行の基礎、
雪の状態によって左右されますが、ピッケルワーク、アイゼンワークなどが出来ればいいと思っています。

持ち物:ザック、登山靴、雨具、ヘッドランプ、帽子、手袋、水筒、昼飯、行動食、非常食、ベースプレートコンパス、
2万5千図「伯耆大山」、スパッツ(冬用)、アイゼン(6本爪以上)、ピッケル(持っている方)