今回のお客様のリクエストは、山梨と静岡の県境の山々です。
■ 2年越しの県境の山への思い
間ノ岳から南下して続く`白根南嶺´山も大きく懐も深いのですが、林道が2年連続通行止めのため入りにくいのが布引山より南のエリアです。林道井川雨畑線は30Km近くある長い林道です。大笹峠から向こうが静岡、あちら側も林道が通行止めです。
通常は大笹峠(山伏峠)まで車で入って、小河内山、青笹山、イタドリ山、青薙山、稲又山、所ノ沢越、布引山と北上します。
2年間連続通行止めという林道も完全に崩落していはいないようなので、通れるよういろいろトライしましたが、許可は下りませんでした。
2年も待たされたので、林道を歩くか?さもなくば他に手段は?ということでじっくり地形図とにらめっこ。
林道井川雨畑線の中間地点に`長畑´という最終集落までは車で入れます。
そのすぐ南の尾根を使えば標高差1200mで主稜線に上がれるということで、じゃあやってみるか!となりました。
大笹峠から行った場合の初日の幕営地は青笹山周辺と決めていたので、藪漕ぎの程度がどの程度か分からない、という
不確定要素はあるものの、今回も青笹山ぐらいまでは行けるだろうとの計画でした。
コースタイム
2012年5月26日 長畑5:30‐15:00稜線‐15:30幕営地
27日 幕営地7:30‐7:50青笹山‐11:30イタドリ山‐12:40小笹平‐16:50青薙山
28日 青薙山5:30‐9:40池ノ平‐12:00東俣林道‐13:10沼平
長畑集落の先にあるゲート。遠沢の南です。実は手前のほうにもゲートはあるのですが鍵は締まっておりません。
地元の方の情報でした。
■ 2年越しの県境の山への思い
間ノ岳から南下して続く`白根南嶺´山も大きく懐も深いのですが、林道が2年連続通行止めのため入りにくいのが布引山より南のエリアです。林道井川雨畑線は30Km近くある長い林道です。大笹峠から向こうが静岡、あちら側も林道が通行止めです。
通常は大笹峠(山伏峠)まで車で入って、小河内山、青笹山、イタドリ山、青薙山、稲又山、所ノ沢越、布引山と北上します。
2年間連続通行止めという林道も完全に崩落していはいないようなので、通れるよういろいろトライしましたが、許可は下りませんでした。
2年も待たされたので、林道を歩くか?さもなくば他に手段は?ということでじっくり地形図とにらめっこ。
林道井川雨畑線の中間地点に`長畑´という最終集落までは車で入れます。
そのすぐ南の尾根を使えば標高差1200mで主稜線に上がれるということで、じゃあやってみるか!となりました。
大笹峠から行った場合の初日の幕営地は青笹山周辺と決めていたので、藪漕ぎの程度がどの程度か分からない、という
不確定要素はあるものの、今回も青笹山ぐらいまでは行けるだろうとの計画でした。
コースタイム
2012年5月26日 長畑5:30‐15:00稜線‐15:30幕営地
27日 幕営地7:30‐7:50青笹山‐11:30イタドリ山‐12:40小笹平‐16:50青薙山
28日 青薙山5:30‐9:40池ノ平‐12:00東俣林道‐13:10沼平
地元の方の情報でした。
途中、標高1600m前後のところはコシアブラの畑!
この辺りまで来ると仕事道もなくなり笹の藪漕ぎです。
主稜線に出て、青笹山の静岡側の崩れを確認し、ちょうどテント一張分のスペースがあったので今夜の寝床確保。
日陰に残雪がちらほら、テントを張った場所も一週間前は雪があったかもしれない。
当然晩飯はコシアブラの天ぷら!
今回のお客様お二人にとって、道のないところで藪漕ぎをしてという一日が相当こたえたようで、初日にして計画の修正となりました。三日目に所ノ沢越から布引山を越えて雨畑の老平に下るというものだったのを、青薙山から畑薙ダムの沼平を目指すことに。電波状態が悪い中、運転手の確保に電話しまくりです。
湧き出る水場のある、池ノ平。とてもいいテントサイト。
一時間半の林道歩きが終わり、沼平到着。手配した車も待っていてくれました。
帰りのドライブもハードで、甲府まで4時間くらいかかります。
■ 県境の山について
県境の山の一番奥深いエリアは、登山道はありませんでした。しかし、藪も難儀するものではなく、比較的歩きやすいものでした。テープ等もありますが、あまり親切ではありません。つまりテープ、赤布をつないでいけば歩けるというありがちな藪山ではないのです。しかし、その分自分の地図読み能力で歩ける数少ないエリアだと思います。
この手の山行を僕はとても得意な分野にしています。 自然度の高いワイルドで深い山域を自分の力だけで歩いてみたいという本物志向な方の山行リクエストを待っています!!!
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