2014年11月5日水曜日

御所山から大馴鹿峠へ


下見をしっかりしてきました。地元の山です。
たいがいの山は車を使って行きます。車を使うということは、元の場所に戻るということになります。周回ルートになりにくい山は、同じところを登って下るということになります。ピストンするというやつです。山梨百名山の千頭星山は普通は甘利山からのピストンです。この山を周回ルートにするためには、山行計画の立案とその計画を立てるための山を見る力が必要となります。ベースは読図!

千頭星山のピークから3方向に尾根が伸びています。西に延びて行く尾根は、大馴鹿峠に下りて鳳凰の辻山に登って行くやつ、南に延びているのは芦安の沓沢集落に行くやつ、ちなみにこの尾根の中間部で、10年前に熊にやられています。そして北に延びて行く尾根は、御所山を経由して小武川本流とゴア沢の間に吸収されます。

小武川から御所山に登山道があります。あまり一般的ではないし、現在の整備状況もわからないので下見をしてみました。僕が行ったのは20年以上前だからです。そこが繋がって、千頭星山まで行ければ大馴鹿峠までは登山道はあります。大馴鹿峠から北に小武川の支流丸沢を下れば、登り始めの小武川の御所山の登山口に戻れるということになります。地形図をお持ちの方は是非地図を広げてイメージしてみて下さい。地形図を持ってない方はこのサイトから地図を広げてみて下さい。国土地理院(クリック)。いつもこんな発想で山行計画を立てます。どうせならピストンではなく、その山をいろんな角度から見てみたいという欲です。

小武川林道の入り口

このルートに先行者がいて、正直驚きました。お2人のうち後ろの女性はかなり危ない歩き方・・・行けるところまで行くというお話に、返す言葉もありませんでした。山にはいろんな人がいるとあらためて思いましたが、しょせん通りすがりです。


左に落ちないでというロープ

こんなもの出現!


と、書いてありました。

御所山の北西斜面につけられた登山道、沢状と小尾根を左上気味に登るもので、あまりよくないトレースですが、標高約1500mの主稜線と言ってもいい尾根まで上がると安定します。安定の意味は、あまり悩まなくてもいいくらいで、ただ高みを目指せばいいという意味です。


尾根に出たところの東側はカラマツの植林地ですが、ほどなく自然林になり、こんな感じの樹相です。


御所山1873m。千頭星山から北に延びる尾根上の一突起にすぎないピークですが、韮崎の街からよく見えます。加えて、小武川から一気に登ってくると、なんだか達成感があります。


御所山からは、甘利山倶楽部の方々によってよく整備された登山道となります。



昔大伐採がおこなわれた証拠

甘利山と甲府盆地


大西裏の分岐

笹原の向こうに富士山


登山道の様子


登山道の様子


千頭星山山頂


千頭星山の山頂から少し西に行くと、こんな風景になります。鳳凰山がこんな角度に見えます。右奥にはオベリスクも見えます。雲が絡んでいるのが薬師岳です。手前の山は、オオナンジまたは笊ヶ岳と呼ばれています。 


正面が辻山。二つの崩れがはっきり見えます。右奥が薬師岳です。


千頭星山から西に進んで、展望が開けるとほどなくこの悪場が出てきます。斜面が崩落地形で、傾斜もあり足場が悪いです。ここにはフィクスロープが張られています。


途中から見上げた感じです。


ルートは、フィックスロープを過ぎると狭いルンゼ状を下り、笊ヶ岳の西側を巻くようにつけられていて、少し登って、この天狗岩の下を通ります。

天狗岩の付け根には小さな洞窟があって、かなりあやしい感じがします。お札こそありませんがなんだか修験者の修行の場所って感じです。


千頭星山と大馴鹿峠の間のルートは、一般登山道とは言い難い感じのルートではあります。


手前の白っぽい岩がコナンジ、その上がオオナンジ、右のピークが千頭星山


悪場を過ぎて、峠が近付いてきました。


大馴鹿峠おおなじかとうげ


峠の南、芦安の金山沢方面を見ています。


大馴鹿峠を北に下ります。釜無川の支流の小武川の支流の丸沢です。特段問題になるような滝もないので心配ない沢です。沢靴は必要ありません。写真は峠から10分くらいの場所。

この沢はその昔、芦安と韮崎の青木集落の交易の道が付いていたそうです。沓沢の金山沢をたどって大馴鹿峠を越え、丸沢を下って、大平山や鷹ノ田(たかんた)を通って青木の集落まで。 芦安から青木に嫁入りで通った人もいたそうです!


丸沢最初の流れ出し。

辻山の崩れ


最上部の古い堰堤

丸沢の流れ


最大の砂防堰堤


なんと堰堤のトンネルを通って行けます!


根性で咲いていたカワラナデシコ


巨大砂防堰堤からは林道歩きです。登り始めの御所山登山口までは約3km
丸沢と大棚沢の合流点にかかる橋が残ってました。

大棚沢の橋

秋の日はつるべ落とし


大伐採が行われた名残り

山行を通じてカラマツの落葉が綺麗でした。


大馴鹿峠、憧れを抱いている方は意外に多いと思います。 御所山-千頭星山-大馴鹿峠-丸沢、この周回ルートはお勧めです。逆回りでもいいでしょう。逆回りの方が安全度は高いです。険しいところを登りで使えるからです。ただ一つ注意しなければならないこと、山梨の林道が冬季閉鎖の時期が迫っています。11月29日(土)あたりにゲートが閉まってしまうかもしれません・・・


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