2017年7月13日木曜日

九輪草

北八ツ 稲子岳の山行の花のブログです。一番印象的だったのがクリンソウ 九輪草


イチヨウラン 一葉蘭 葉が一枚だということからのネーミング。


 群落と言ってもいいくらいに、たくさんの株が花をつけた場所もありました。


単調な樹林帯の中の北八ツでの登山。標高がだいたい2000mを越え、そろそろ出会えるんではないかな?とキョロキョロしていたら、あっ蘭だ!と出会えた蘭でした。野生の蘭に出会うというのはどこか特別感があります。


きっと、もっと時間があればいろんな花との出会いがあるのでしょうが、登山という行為をしています。お花を見るにしても登山道の周りだけとなります。そこでどんな花に出会えるかというのは運だと思います。


すぐ隣に地味なキソチドリ 木曽千鳥


ラン科です。初めに見つかったのが木曽地方ということだと思います。


タケシマラン  竹縞蘭 


地味なので、見ようと思わないと、探しながら歩かないと出会えない花だと思います。


コイワカガミ 小岩鏡 樹林帯の中でなかなか目を引く花です。


キバナノコマノツメ 黄花の駒の爪 スミレの仲間ですが名前にスミレとつかない珍しい名前のスミレです。たくさん咲いています。黄色で馬の爪の形に似た花だという名前。


砂礫の中のコマクサ。気品があります。だいたい厳しい環境に咲く花ということだけですごいです。


なんだか目立たないなぁ、数少ないという印象でした。稲子岳です。


アップで撮ったらわかりました。開花期がまだ早かったということでした。


つぼみです。 イチヤクソウ 一薬草です。


オサバグサ 筬葉草 名前の由来は地面に這うような葉っぱからです。シダに似たのこぎり歯状の葉を、機織りの筬(おさ)にみたてたものです。


白い花々がときめくような空間を演出してくれました。


シロバナノヘビイチゴ 白花の蛇苺 


ハクサンチドリ 白山千鳥


イワセントウソウ 岩仙洞草  たくさん咲いていますが、探す気で探さないと見落としてしまう小さなつつましい存在です。セントウ(仙洞)とは仙人の住む洞窟のこと。


ズダヤクシュ 喘息薬種 喘息の薬になるそうで、漢字名を見ればそのまんまです。これもたくさん咲いています。


クリンソウ 九輪草です。花の咲き方が五重塔の屋根の先端に付いている「九輪くりん」に似ているということからの名前。


一段の小さめの株もあれば。


二段の株も。


大きな株は三段仕立て。


なだらかな傾斜の、緩やかな沢の水の流れの中のクリンソウの群落。


水の流れとクリンソウと小鳥のさえずりの動画。


登山をしていてこんな景色に出会うことはめったにないです。だからこその特別な場所に思えます。クリンソウは大型のサクラソウの仲間です。


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