三岳山みたけやまは、浜松の北の里山です。静岡は広い!と実感できる距離感を移動して日帰りで行って来ました。静岡県教職員互助組合の皆様との山行です。年2回、ここのところ続けてお手伝いさせていただいています。人数が40人くらいの参加者なのでサポートガイドとしてです。
スマートインターから目的の三岳山が見えました。風力発電の風車が何基も。新東名を走っていて近づくにつれはっきりわかりました。風車の存在です。
三岳山は奥の山です。集合してオリエンテーション。引佐町(いなさちょう)、井伊谷(いいのや)、兎荷山410m(とっかやま)、立須(たちす)、外せない地名は事前に調べておきました。だいたい引佐いなさが読めませんでした。
遠江とおとうみ、駿河するが、伊豆いず、とそれぞれの地域性を持っている静岡県です。その違いを実感することは中々難しいのですが、今回は遠江(遠州えんしゅうという言い方もします)の山です。新東名で走ってくるとわかりますが、遠州に入るとそれまで駿河はお茶畑ばかりでしたが、とたんにお茶はなくなってみかん畑その他が広がります。みかんを眺めながら登山開始!
みかん畑だけではありません。中腹の畑にこんな切株。農業の範疇ですが、野菜くだものだけではない農産物です。花きという括りで切り花に代表されるような花々ではなく、切り枝と呼ばれるものです。生け花の脇役ですが、大事なもののようです。統計的にはこの切り枝作付面積、静岡県は日本一の産地だそうです。
尾根道に出て登場した三角点。点名「兎荷とっか」。北の集落の名前が引佐町いなさちょう兎荷とっかです。
フユイチゴは甘かった。甲府盆地では出会えません。
ミヤマキシミ(深山樒)、ミカンの仲間なので、葉っぱをこすると柑橘系の香り。ただ毒です。
山頂直下はなかなか厳しい登りでした。
もうちょっとの山頂のこの解放感はなかなかいいもんです。
大展望の三岳山山頂。浜松の街がバッチシ見えました。
新東名から見えた風力発電の風車の下に来ました。
立須の岩場です。立須(たちす)です。この周辺から突然石灰岩の地質登場です。
とてもユニークな場所でした。石灰岩がわかり易く風化していて、その岩の様子がこれでも可ってくらいゴツゴツでした。数キロ離れた所には鍾乳洞もあるようです。
里山です。地元の岩石を利用して生活します。石垣が石灰岩で出来ていました。
ユーカリの木の仲間です。これも切り枝で出荷されると思います。
三岳の集落。
琵琶も収穫されるようです。花が咲いていました。
出発点の運動公園に戻って来ました。今日登った山がバッチシ見えました。
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