安倍奥というのは安倍川流域の山を指します。大谷嶺・八紘嶺・安倍峠が源流です。一番高いのは山伏やんぶし2013m。写真は安倍川の支流の中河内川、何処にでもありそうな名前からか、安倍中河内川あべなかごうちがわ と呼ばれることもあるようです。
中河内川の中流の奧仙俣集落下の吊り橋。
急な依頼で出かけました。奥仙俣から稜線に登って、仙俣川が本流の中河内川に出合う上落合の集落までのやぶ尾根の縦走。僕も初めての場所で日帰りが絶対条件。この稜線上には二王山や見月山というピークが地元の方には馴染みある名前でしょう。
なかなかの吊り橋。一人づつ渡ったのは言うまでもありません。
標高約550mの登り出しから、標高約900mまで登ったら伐採地で展望が開けました。
ずっと樹林帯なので貴重な展望地でした。北の山伏方面を眺めています。稼いだ標高のまま深く切れ込んだ谷が奥深さを感じ、とてもうれしかった展望地でした。
主稜線に上がると様々な案内がされていますが、トレースはとても薄いのでやぶ尾根を歩く感覚がないと道迷いはすぐ起きると思います。もちろん読図実践の現場です。
それでもきれいな冬の前。
メインは杉ヒノキの植林地です。暗いしどことなく不気味な森です。ずっと続きます。
上の写真の位置を枝先で示してみました。
ぬた場を地形図上で枝先で差しています。
尾根の分岐の急傾斜。ずっとこんな景色です。
炭焼きの跡。ここで炭焼きをしていた頃は今とは全く違う景色だったと思います。杉ヒノキの森ではなかったということです。
県道27号線が見えてきました。この県道は口坂本を経て井川に通じる道でもあります。なんとも地味な山が終わりました。お疲れ様でした。
いかにも駿河の景色のお茶畑です。
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