2017年12月26日火曜日

セミナー

神田神保町で行われた「山のグレーディング活用セミナー」の講師の一人として、こんなに天気の良い日に東京に出かけました。地下鉄は苦手なので、中央線お茶の水駅から歩いて会場に向かいました。


神保町三井ビルディング23階が会場。よく理解はしていませんがこのビルには山と渓谷社が入っています。セキュリティがとても厳しく単純に23階にエレベーターで行くという感じではありません。山のルートファインディングより厳しいと思いました。


いくつかの県が山のグレーディングというのを発表しています。以下をご覧ください。
長野県新潟県山梨県静岡県 それぞれの県をクリックするとそれぞれのグレーディング表を見ることが出来ます。共通しているのは、体力度を10段階、技術度をABCDEの5段階に分類して、登山計画を立てるときの参考にしてもらうという趣旨だと思います。基調講演は長野山岳総合センターの杉田浩康氏。その後各県のガイドがグレーディングを前提にした各県の山の紹介。その後グレーディングを参考にしながら登山計画を立てるワークショップという流れでした。それを2ラウンド。静岡県の山をご案内しました。


地上、標高とも言えますが約90mからの眺めです。スカイツリーは武蔵なので634m。


北に筑波山が見えました。


 長野山岳総合センターの杉田浩康氏のお話し。各回の参加者が約50人、2ラウンドで約100人の参加者でした。


プレゼン中のやぶ山三ちゃん。


注意してください。山梨に住んでいるおいらが静岡代表です。大丈夫、静岡の山を説明できるくらいしっかり登っています。それは自分に言っていたのかも知れません。いずれにしても人前でお話をするということは緊張ですから。プレゼンの様子がわかるかどうか?ですが、皆さんにお見せした資料を貼り付けます。


グレーディングをとしては優しい3Aの猫越岳ですが、ルートをちょっと変えるだけでグレーディングは変わります。写真の猫越岳の山行は今年の6月の山行で、読図で縦横無尽に伊豆山稜線を歩いたものでした。この時の内容だと3Aではなく、6Cでしょう。


富士山の富士宮ルートは5B、御殿場ルートは7B、でも富士宮ルートから宝永山の第一火口を通って御殿場ルートに行くと、おそらく5Bになる御殿場ルートです。


県の人のリクエストで絶対語ってほしいということで、南アルプスで締めました。8Ⅾなのでかなり難しいグレーディングになります。


これはいっつも言っていることですが、荒川赤石ではなく、赤石荒川で計画してくださいというもの。荒川赤石で回ると、急な傾斜の所や岩場が全部下りになってしまいます。赤石荒川で回ると、その悪場をすべて登りに使えます。赤石荒川の方がグレーディングが低い、そんな話をしました。


セミナーが終わった時はすっかり暗くなって夜景が奇麗でした。


神保町三井ビルディングの周りの明るさにびっくりでした。


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