2018年4月2日月曜日

藤原岳

藤原岳は鈴鹿山脈の山です。鈴鹿山脈は岐阜県、三重県、滋賀県の山々です。北は関が原から南は国道1号線鈴鹿峠、その南北の範囲が鈴鹿山脈だと思います。いちばん有名なのがロープウェーのある御在所岳でしょう。鈴鹿山脈の北の山々は石灰岩質で、頂稜部はカルスト地形が広がるテーブルマウンテンと言ってもいい感じの平らな稜線が特徴的です。
写真は三重県いなべ市(南側です)から見た藤原岳です。石灰採掘の藤原鉱山が痛々しく見えている山です。


三岐鉄道西藤原駅にほど近い藤原岳登山口。広々した休憩所とトイレ、そして駐車場完備なんですが、駐車場はいっぱい。500mくらい移動した駐車場は有料で300円でした。


藤原岳大貝戸ルートの登山口


麓から山頂部までの標高差は約950m。しっかり登ります。途中に石仏。修験の山だったと思わせるものです。


よく整備された登山道です。こんな目印がありがたかった。


聖宝寺ルートに合流。藤原岳への主な登山道はいなべ市からのもの、大貝戸ルート、聖宝寺ルート、ロングルートの孫太尾根ルートです。


山頂部の平までは急登です。雪解けもあって泥んこの登山道。


こんな残雪の下が泥んこになります。


テーブルマウンテンの稜線に出ると避難小屋とトイレがあります。写真のトイレのむこうの山が山頂。たくさんの登山者でにぎわっていました。


藤原岳山頂。見えている山が鈴鹿山脈最高峰の御池岳1247mです。


グリーンシーズン前の稜線の上、どこを歩こうかと戸惑ってしまう感じでした。浸食された石灰岩が広がる景色は独特です。


1000m近い標高差を登った稜線上はまさしくテーブルマウンテン。平らな地形が広がります。


平らな山頂部のむこうに養老山地、その奥に濃尾平野と伊勢湾が見えました。


葉を落とした広葉樹の種類はわからないけど、苔むした様子は味わい深いものです。このエリアも夏は吸血ヒルの登場ということで来ることはなさそうですが。


ジンチョウゲの仲間のオニシバリ。言葉のイメージなのか、カナシバリなんて間違いが面白い名前です。鬼も縛れるという名前です。


ユズリハ(譲葉)。新しい葉っぱが成長してから古い葉っぱが落ちるということから、新旧交代がはっきりしているので、譲る葉っぱでユズリハ。縁起のいい樹です。


カンアオイもたくさん咲いていました。


セリバオウレン(芹葉黄連)、ピンボケですが・・・


この日の主役のフクジュソウ。


苔むした石灰岩の間にポツポツというのがなんとも可愛かったです。


ネコノメソウもたくさんありました。


ほんのちょっとだけ出会えた大好きなセツブンソウ。嬉しかった~!


登山口に下ってきて泥んこの靴を洗える有難さ‼



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